ナニソレ
2021.8.22
ナニソレでは、1日1つずつ美術の豆々知識を紹介していきます。
A.光線画(こうせんが)とは、明治時代初期に小林清親(こばやし きよちか)によって始められた、新しい様式の名所絵や風景画のことです。
同時期の他の浮世絵師たちが、明治期特有の色彩を使用していたのと対照的に、清親は江戸から東京に移りゆく都市のようすを、光と影を効果的に使い、新しさと郷愁が同居した独自の画風で描き人気を博しました。
町田市立国際版画美術館で、「浮世絵風景画 ―広重・清親・巴水 三世代の眼―」が開催中! 本展は、変わりゆく日本の風景を「三世代の眼」がどのようにみつめ表現してきたのか、その違いを対比しながら、時代を超えて響きあう風景観や抒情性に着目する展覧会です。