ナニソレ
2021.9.2
ナニソレでは、1日1つずつ美術の豆々知識を紹介していきます!
A.エッチング(腐食銅板) 銅板を強い酸の膜でおおい、線を描きたい部分を先がとがった道具で取り除いて銅を露出させる版画技法です。
その後、銅板を酸に浸すと、露出した部分は化学的作用で銅が腐食し、描いた線に沿ってみぞができます。膜を取り除いた後、このみぞにインクを詰めて紙をのせ、プレスして印刷をします! 直接版に彫るよりも抵抗が少ないため、自由な線を表現することができます。 19世紀の画家たちもエッチングの技法を使い、自分で版画を刷っていました。
SOMPO美術館で「ランス美術館コレクション 風景画のはじまり コローから印象派へ」が開催中! ランス美術館のコレクションから選りすぐりの名品を通じて、コローやバルビゾン派に始まり、印象派でひとつの頂点に達するフランス近代風景画の展開をたどる展覧会です。 ★展覧会レポートはコチラ!