ナニソレ
2021.10.26
ナニソレでは、1日1つずつ美術の豆々知識を紹介していきます。
A.桃山から江戸初期にかけて、花見の酒宴や遊郭で遊ぶかぶき者たちの遊楽の姿を描いた風俗画が、盛んに描かれました。これらは浮世絵の源流とみられ、初期肉筆浮世絵とも呼ばれています。 たがて寛文(かんぶん)年間(1661~73)には、この集団で遊んでいる男女の中から、寛文美人と呼ばれる一人立の美人図が描かれるようになります。これは浮世絵美人画の成立を促したと言われています。