北島敬三 《ツィルカール村 アルメニア共和国》(「USSR 1991」シリーズより)1991/2019年 顔料印刷 66.0×93.0cm 作家蔵 ©KITAJIMA KEIZO
小林エリカ 《わたしのトーチ》 2019年 Cプリント 54.9×36.7cm(各、47点組) 作家蔵
©Erika Kobayashi Courtesy of Yutaka Kikutake Gallery 撮影:野川かさね
ミヤギフトシ 《From the Palace on the Hill #2》(「物語るには明るい部屋が必要で」より) 2019年 デジタルCプリント 作家蔵 ©Futoshi Miyagi
田村友一郎 《マダガスカルの石》 2017年 サイズ可変 Yuka Tsuruno Gallery蔵 ©Yuichiro Tamura Courtesy of Yuka Tsuruno Gallery
山城知佳子 《チンビン・ウェスタン『家族の表象』》 2019年 4KHDヴィデオ、カラー、サウンド 作家蔵
©Chikako Yamashiro Courtesy of Yumiko Chiba Associates
国内外で活躍する日本の現代美術家6名によるグループ展を開催いたします。本展に参加する6名の作家は1950年代から1980年代生まれまでと幅広く、表現方法も映像や写真を用いたインスタレーションをはじめとして多岐にわたります。これら作家に共通するのは、作品のうちに文学の要素が色濃く反映されていることです。
古代ローマの詩人ホラティウスが『詩論』で記した「詩は絵のごとく」という一節は、詩と絵画という芸術ジャンルに密接な関係を認める拠り所として頻繁に援用されてきました。以来、詩や文学のような言語芸術と、絵画や彫刻のような視覚芸術との類縁関係を巡る議論は、さまざまな時代と場所で繰り広げられてきました。
展覧会タイトルが示唆するように、本展では文学をテーマに掲げています。ですが、ここでの文学は、一般に芸術ジャンル上で分類される文学、つまり書物の形態をとる文学作品だけを示すわけではありません。
現代美術において、文学はこうした芸術ジャンルに基づく区別とは違ったかたちで表れているように思われます。日本の現代美術における文学のさまざまな表れ方を経験していただければ幸いです。
話しているのは誰? 現代美術に潜む文学
2019.08.28~2019.11.11
開催終了
10:00~18:00
※毎週金・土曜日は、8・9月は21:00まで、10・11月は20:00まで
※入場は閉館の30分前まで
火曜日
※ただし、10月22日は開館、10月23日は休館
一般1,000円、大学生500円
国立新美術館 企画展示室1E
東京都港区六本木7-22-2
03-5777-8600(ハローダイヤル)
東京メトロ千代田線乃木坂駅 青山霊園方面改札6出口(美術館直結)
都営大江戸線・東京メトロ日比谷線六本木駅7出口から徒歩約4分
国立新美術館