《大型の「ポルティコ」ミステリークロック》
カルティエ パリ、1923年
ゴールド、プラチナ、ロッククリスタル、ダイヤモンド、コーラル、オニキス、ブラックエナメル
カルティエ コレクション Marian Gérard, Cartier Collection © Cartier
《ネックレス》
カルティエ、2018年
ゴールド、ダイヤモンド、エメラルド、スピネル、ガーネット、ターコイズ、オニキス
個人蔵 Vincent Wulveryck © Cartier
《「2本のフェーン(シダ)の葉」ブローチ》
カルティエ パリ、1903年
プラチナ、ダイヤモンド
カルティエ コレクション Nils Herrmann, Cartier Collection © Cartier
《リング》
カルティエ、2013年
ゴールド、ダイヤモンド、ブラックラッカー
個人蔵 Yuji Ono © Nikkei_Cartier 2019
会場イメージ 序章「時の間」
新素材研究所
© N.M.R.L./ Hiroshi Sugimoto + Tomoyuki Sakakida
これまでカルティエの作品は日本では1995年、2004年、2009年と三度にわたり、展覧会で紹介されてきました。1989年以降、日本だけでなく世界各国の主要美術館においてそのコレクションが展示紹介されてきたことは、数あるメゾンの中でも特筆されることです。
過去におけるこうした展示は、いわゆる「カルティエ コレクション」の歴史的な作品を対象としてきましたが、本展は1970年代以降の現代作品のデザインに焦点を当て、その創作活動における革新性、現代性、独自性を、メゾンが築き上げてきた創作の歴史を背景に表現する世界でも初めての試みです。
本展のテーマは「時間」。「時間」を軸に、「色と素材のトランスフォーメーション」「フォルムとデザイン」「ユニヴァーサルな好奇心」という3つの章で、カルティエのイノヴェーションに満ちたデザインの世界を探求します。壮大な時間を経て生成され奇跡的に見出された宝石と、世界各地の文化や自然物など万物から着想を得たデザインが、卓越した職人技術によって結実したカルティエの宝飾。それは世界の縮図であり、地球や文明との時空を超えた対話であるといえるでしょう。
過去、現在、未来という時間を自由に往来し、素材に秘められた可能性を探求することによって、色彩や線、フォルムなど、伝統を継承しつつも、常に宝飾界に新しい風を吹き込み続けるカルティエの想像力に満ちた美の秘密を紹介します。
そして、会場構成を手がけるのは新素材研究所(杉本博司+榊田倫之)。
「旧素材こそ最も新しい」という理念のもと、伝統的な職人の技術と最新技術とを融合させ現代的なディテールで仕上げる彼らのデザインが、「時」を意識し回遊する展示空間を創出し、新たな鑑賞体験を提示します。
カルティエ、時の結晶
2019.10.02~2019.12.16
開催終了
10:00~18:00
※毎週金・土曜日は20:00まで
※入場は閉館の30分前まで
火曜日
※ただし、10月22日(火・祝)は開館、10月23日(水)は休館
一般1,600円(1,400円)、大学生1,200円(1,000円)、高校生800円(600円)、中学生以下は無料
※( )内は前売/団体料金。前売券は10月1日(火)まで販売。ただし、国立新美術館では9月30日(月)まで。
※障害者手帳をご持参の方と付き添いの方1名は無料。
国立新美術館 企画展示室2E
東京都港区六本木7-22-2
03-5777-8600(ハローダイヤル)
東京メトロ千代田線乃木坂駅 青山霊園方面改札6出口(美術館直結)
東京メトロ日比谷線・都営大江戸線六本木駅7出口から徒歩約4分
国立新美術館、日本経済新聞社