円⼭応挙「仔⽝図」(個⼈蔵)
⻑沢芦雪「梅花双狗図」(個⼈蔵)
⻑沢芦雪「牡丹孔雀図」(下御霊神社蔵)
円⼭応挙「牡丹孔雀図」(福⽥美術館蔵)
18世紀の京都には近年特に人気が高まっている伊藤若冲(1716-1800)をはじめ多くの画家が活躍しました。
そのなかでも、円山応挙(1733-1795)は、現在の京都府亀岡市で生まれ、20代には「眼鏡絵」の制作に携わり、その後、狩野派の流れをくむ鶴澤派の画家・石田幽汀(1721-86)に入門し、狩野派の基礎を学びます。その後、滋賀県大津市にある円満院門跡の祐常門主の支援を得て、「写生」を重視した絵画に取り組み人気を得ます。さらに、「写生」を基本としながらも、現実には存在しない龍や見たこともない中国の風景や人物などを描くことに挑戦していきます。
一方、応挙の弟子である長沢芦雪(1754-99)は、兵庫県で生まれ、現在の京都市伏見区淀で育ち、父親は淀藩⼠でした。初め「于緝」という署名で絵を描いていましたが、円山応挙に弟子入りし、27歳までには「芦雪」という署名を使っていたことが分かっています。
その後、応挙先生とは違う独自の作風を追求し、本物よりも大きなサイズで虎を描いた「虎図襖」(和歌山・無量寺)や3㎝四方の極小サイズの紙にたくさんの羅漢を描いた「五百羅漢図」などユニークな作品を数多く残していきます。
本展覧会では応挙と芦雪が同じ画題を描いた作品の比較やそれぞれの画風の変化などを通して、ふたりの画家の魅力に迫りま
また年表やそれぞれの人物概要パネルなども掲示して、人となりも想像します。
※前後期で展示替えあり
前期:5/23(⼟)-6/22(⽉)
後期:6/24(⽔)-7/13(⽉)
いちからわかる円山応挙と長沢芦雪
2020.05.23~2020.07.13
開催終了
10:00~1700(入館は16:30まで)
※カフェ 嵐山 OMOKAGEテラスの営業時間も同じ
火曜日(祝日の場合は翌日)、展示替期間
一般・大学生 900円(800円)、高校生 500円(400円)、小中学生 300円(250円)
※( )内は20名以上の団体料金
※障がい者と介添人1名まで500円(400)円
*幼児無料
*常設展もご覧頂けます。
嵯峨嵐山文華館
〒616-8385 京都府京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町11
075-882-1111
・JR山陰本線「嵯峨嵐山」駅下車、徒歩14分
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