《皮トンビ》瀬戸内国際芸術祭2019 展示風景
《Dream Hunting Grounds》
「ハンターギャザラー」展示風景 2018 年
秋田県立近代美術館
《Dream Hunting Grounds》
「ハンターギャザラー」展示風景 2018 年
秋田県立近代美術館
ギュスターヴ・クールベ
《雪の中を駆ける鹿》1856-57 年頃
石橋財団 アーティゾン美術館
「ジャム・セッション」は石橋財団コレクションと現代美術家の共演です。
シリーズ第一回に、鴻池朋子(こうのいけ ともこ)を迎えます。鴻池は、絵画、彫刻といった従来の美術手法から拡張して、旅という時間と移動、歌や語りという音声言語、玩具や手芸などという身近な生活の行為や手立てをメディアとして、狩猟採集という人間の文化の「原型」というものを再考し、芸術の根源的な問い直しを続けてきました。
鴻池は、今回展覧会を開催するにあたり、それまでの美術館を構成してきた様々な要素と「対話」によるセッションを重ねました。株式会社ブリヂストンの九州のタイヤ工場や東京の技術センターへのリサーチ旅行、当館館長や関係者へのインタビュー、収蔵品についての学芸員からのレクチャーなど、鴻池は、近代がつくりだした美術館という枠組みを、丁寧に深く探ることにより、新たな美術館の可能性を形にしようと試みます。
今回、そのようなプロセスを経て、展示室全体に行き渡る、円形の大襖絵を中心としたインスタレーションが立ち現れます。
本展覧会では、五感を通じて全身で作品と出会い、観客の視点を軽やかに「ちゅうがえり」させます。
「人間は一匹の動物として一人一人全部違う感覚で世界をとらえ、各々の環世界を通して世界を眺めている。それらは一つとして同じものがない。同じ言葉もない。同じ光もない。芸術がそのことに腹をくくって誠実に取り組めば、小さな一匹にとって世界は官能に満ち、やがて新たな生態系が動きだす。イリュージョンを言語にすり替えず、日々出会うものたちをしっかりと手探りし、遊び、粛々と自分の仕事をしていこう。」(鴻池)
ジャム・セッション 石橋財団コレクション×鴻池朋子
鴻池朋子 ちゅうがえり
2020.06.23~2020.10.25
開催終了
10:00〜18:00
※毎週金曜日は20:00まで/当⾯の間、中⽌(入館は閉館の30分前まで)
月曜日(8⽉10⽇、9⽉21⽇は開館)、8⽉11⽇、9⽉23⽇
【日時指定予約制】
一般ウェブ予約チケット 1,100 円
当日チケット(窓口販売)1,500 円
学生無料(要ウェブ予約)* ウェブ予約チケットが完売していない場合のみ、美術館窓口でも当日チケットを販売します。
※中学生以下の方はウェブ予約不要です。
※この料金で同時開催の展覧会を全てご覧頂けます。
アーティゾン美術館
〒104-0031 東京都中央区京橋1丁目7−2
03-5777-8600 (ハローダイヤル)
JR「東京駅」(八重洲中央口)、東京メトロ銀座線「京橋駅」(6 番、7 番出口)、東京メトロ・銀座線 / 東西線 / 都営浅草線・「日本橋駅」(B1 出口)から徒歩 5 分
公益財団法人石橋財団アーティゾン美術館