GRINDER-MAN《HERO HEROINE》2018年
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吉岡徳仁《ROSE》2013年 東京都現代美術館蔵
Photo by TOKUJIN YOSHIOKA Inc.
名和晃平《PixCell-Bambi #10》2014年 東京都現代美術館蔵
Photo by Ichiro Otani
ジュスティーヌ・エマール
《Co(AI)xistence》2017年、ビデオインスタレーション(12分)
with:森山未來 / オルタ(大阪大学石黒研究室、東京大学池上高志研究室)
© Justine Emard / Adagp, Paris 2020
森脇裕之《時花(トキハナ)》2010 年
© Hiroyuki Moriwaki
本展は、かつてこどもだった私たち―大人が忘れてしまったクリエイティブな「おさなごころ」を思い起こし、メディアテクノロジーによる作品や映像を通して、こどもと大人が一緒に楽しめる展覧会です。触覚、身体、音と言葉、忘却、宇宙などをテーマとした空間を巡りながら、インタラクティブ体験、身体表現、音や文字による作品資料や映像上映、現代美術コレクション展示を体験します。併せて、教育機関や地域と連携したオープンワークショップを会期中に展開します。
また、本展は「こどものための現代美術展」であると同時に、大人/こどもを往来する、いわばネオテニー(幼形成熟=こどもの姿でありながら大人である)的なこころのありかたをベースにしています。展示を通して、戦後から現在まで日本から世界に発信され、高く評価されている新旧のアート&テクノロジーを知る/考えることを試みます。来館者は作品表現をこまやかに鑑賞し、身体を動かして作品の一部になったり、記念写真を撮ったり宇宙に触れたりしながら、空間を巡ります。
そして、作品上映を楽しんだあと、展覧会の最後には、見慣れた世界の面白さを取り戻すために、「はてしない物語」(ミヒャエル・エンデ作)のように、忘れていた「本当の名前」を受け取ります。老いも若きも、親子もお友だちも、カップルもおひとりさまも、まるで生まれかわるように、新たな気持ちで美術館をあとにしていただければ幸いです。芸術も社会も新たな局面を迎えつつあるいま、私たちは技術や文化の特異点(シンギュラリティ)の中にいるのかもしれません。2020年の夏から秋のひととき、誰もが内包する「おさなごころ」を思いだし、次なる表現の可能性について考える展示をぜひお楽しみください。
おさなごころを、きみに
2020.07.18~2020.09.27
開催終了
10:00ー18:00(展示室入場は閉館30分前まで)
月曜日(8月10日、9月21日は開館)、8月11日、9月23日
一般1,300円、大学生・65歳以上1,000円、中高生800円、小学生以下無料
東京都現代美術館 企画展示室 3F
〒135-0022
東京都江東区三好4-1-1(木場公園内)
ハローダイヤル 03-5777-8600(8:00-22:00 年中無休)
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