横山大観 《鶉》 大正14(1925)年
上村松園 《夕べ》 昭和10(1935)年頃 水野美術館蔵
橋本雅邦 《紅葉白水》 明治35(1906)年
川合玉堂 《清湍釣魚》 昭和24(1949)年
「絵の前に立った瞬間、全身に鳥肌が立つほどの感動を覚えた」
近代日本画に魅了され一大コレクションを築き、ついには日本画専門の美術館まで建てたホクト株式会社の創業者・水野正幸の言葉です。水野氏の心を捉えてやまなかった日本画の魅力の一つは、春夏秋冬が織りなす“日本の美”でした。四季が移ろうさまは、ふとした時に感じる草木の色づきや匂い、月夜に浮かび上がる陰影、微かに薫る優しい風によって、私たちの五感にふれ、古来より日本人の暮らしや心を豊かにしてきました。そうした感覚は、日本画の世界にも色濃く反映され、巡りゆく四季を表した風光明媚な花鳥図や山水画、あるいは時節ごとの装いに身を包んだ麗しい美人画が生まれたと言えるでしょう。また岩絵具特有のきらめく色彩、和紙ににじむ墨、流麗な描線など、日本画ならではの特徴は、繊細な四季の変化を表すのに最も適しており、日本そのものの魅力に通じています。
本展では、水野コレクションから横山大観、菱田春草、上村松園など、近代日本画の巨匠たちによる選りすぐりの名品をご紹介します。
季節の移ろいや、四季を彩る女性たちをとおして、胸を揺さぶるような日本画を魅力をご堪能ください。
水野美術館コレクション 美しNIPPON
2020.07.04~2020.08.02
開催終了
10:00〜19:30
※入館は閉館の30分前まで
※但し、百貨店の営業時間に準じ、変更になる場合がございます。
会期中無休
一般900円(700円)、高・大学生700円(500円)、小・中学生500円(300円)
※( )内は前売料金。「障害者手帳」をご提示のご本人さまとご同伴者1名さまは、当日料金より各200円割引。
美術館「えき」KYOTO
〒600-8555
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ジェイアール京都伊勢丹7階隣接
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美術館「えき」KYOTO、京都新聞