クールベと海 フランス近代 自然へのまなざし

山梨県立美術館
開催期間:2020.09.11~2020.11.03 開催終了

19世紀のフランスで活躍したギュスターヴ・クールベ(1819-1877)は、伝統的な美術や旧来の政治体制に反発した前衛的な画家として知られています。理想化したり想像上の物を描くのではなく、自らの目で見た「あるがまま」の現実の姿を絵に描きとめたレアリスム(写実主義)の画家として、時に政治批判を含む作品やスキャンダラスな内容の作品を発表し、人々の注目を浴びました。

 

一方、クールベは、故郷であるフランシュ=コンテ地方の山々や森、フランス北部のノルマンディーの海を繰り返し描いています。特に1860年代以降、海の情景を好んで描き、当時の人々から賛辞を得ました。クールベの海は、それまでの時代に描かれた物語性や感傷性に富む海とも、後の世代が描いたレジャーとしての海とも異なる視点で描かれています。

 

本展覧会では、クールベの海の絵画を中心として、故郷を描いた風景画や狩猟画、またモネやミレーなど他の画家たちが描いた海など約70点を一堂に展示し、クールベが風景画の歴史に遺した足跡を探ります。

展覧会名

クールベと海 フランス近代 自然へのまなざし

会期

2020.09.11~2020.11.03 開催終了

開館時間

9:00~17:00(入館は閉館の30分前まで)

休館日

月曜日(9月21日・11月2日を除く)、9月23日(水)

入場料

一般:1,000円(840円)、大学生:500円(420円)
※( )内は20名以上の団体料金、前売料金、県内宿泊者割引料金
※高校生以下の児童・生徒は無料(高校生は生徒手帳持参)
※県内65歳以上の方は無料(健康保険証等持参)
※障害者手帳をご持参の方、およびその介護をされる方は無料

会場

山梨県立美術館

住所

〒400-0065 山梨県甲府市貢川1-4-27

お問い合わせ

055-228-3322

アクセス

●中央自動車道甲府昭和インターチェンジより
・料金所を昇仙峡・湯村方面へ出て200m先を左折、西条北交差点左折、アルプス通りを約2km直進、貢川交番前交差点を左折、国道52号を約1km左側。
(駐車場:乗用車345台、バス16台、障害者専用6台 いずれも無料)

●JR中央本線甲府駅より
甲府駅バスターミナル(南口)1番乗り場より
・御勅使(みだい)・竜王駅経由敷島営業所・大草経由韮崎駅・貢川(くがわ)団地各行きのバスで約15分。「山梨県立美術館」下車。
・タクシーで約15分

主催

山梨県立美術館、読売新聞社、美術館連絡協議会、テレビ山梨

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