川端龍子《孫悟空》1962年、大田区立龍子記念館蔵
川端龍子《虎の間》1947年、大田区立龍子記念館蔵
中村克子《蒼天(ヒマラヤ)》2001年、作家蔵
※第一期(9/5~9/22)のみ展示
結城天童《耕牛》1955年、山形美術館(寄託)
※第二期(10/17~11/23)のみ出品
時田尚武《御陣乗太鼓》1981年、作家蔵
日本画家・川端龍子は1929(昭和4)年に自身の美術団体・青龍社を設立しました。青龍社は、生前に龍子が「墓へ持って往く」と宣言していたことから、龍子がこの世を去った1966(昭和41)年5月に解散し、38年に及ぶその活動に幕が下ろされることとなりました。そして、同年6月、青龍社に在籍していた11人のメンバー(時田直善、富田保和、大塚達夫、渡辺不二根、渡会伊良子、亀井玄兵衛、高山無双、佐々木邦彦、佐藤土筆、結城天童、水島裕)が中心となって立ち上げられたのが、東方美術協会です。以降、同協会の展覧会である東方展は毎年開催され、今年度で第55回を迎えます。
第一期“東方展のいまを見る”では、青龍社に所属し第3回東方展から同会に参加した大田区在住作家の高頭信子をはじめ、現在、東部東方展で活躍する12名の作家の50点を超える作品と川端龍子の作品を展示し、大田区を拠点に活動する同会の「いま」を紹介します。
第二期の“東方美術協会の歩みを見る”では、一部展示替えを行い、東方美術協会の創立メンバーである時田直善、結城天童らの作品を紹介します。また、その子息で現在、同会で活躍する時田尚武、結城巧の作品も合わせて展示し、親から子へ、そして、美術団体・青龍社から東方美術協会へと受け継がれた精神を紹介する展示を通じて同会の歩みを見ていきます。
第 一 期 : 2020 年 9 月 5 日 ( 土) ~9 月 22 日 ( 火・ 祝 )
第 二 期: 2020 年 10 月 17 日(土)~11 月 23 日( 月 ・ 祝 )
地域連携企画展「青龍社から東方美術協会へ」
2020.09.05~2020.11.23
開催終了
9:00~16:30 (入館は16:00まで)
月曜日 (祝日の 場合は開館 )、展示替え期間 (9月23日~ 10月16日)
大人:200円 小中学生:100円
※65歳以上(要証明書)、未就学児は無料。
大田区立龍子記念館
〒143-0024
東京都大田区中央4-2-1
ハローダイヤル:03-5777-8600
JR大森駅西口から東急バス4番「荏原町駅入口」行乗車、「臼田坂下」下車、徒歩2分
大田区立龍子記念館