アイヌの美しき手仕事

駒場東大前駅 | 日本民藝館
開催期間:2020.09.15~2020.11.23 開催終了

日本民藝館創設者の柳宗悦(1889-1961)は、アイヌ民族の工芸文化に早くから着目し、1941年には美術館で最初のアイヌ工芸展となる「アイヌ工藝文化展」を同館にて開催しています。その際に染色家の芹沢銈介(1895-1984)は、同展の作品選品や展示を任されており、自身もアイヌの手仕事を高く評価し蒐集しました。

 

本展では、同館の所蔵する柳のアイヌコレクションに加え、芹沢のアイヌコレクションも紹介し、併せて「アイヌを最上の姿で示した展覧会であった」と柳が評した1941年の展示を一部再現します。オヒョウやイラクサなどの靭皮繊維で織られた衣裳や、本州から渡った古い木綿に切伏や刺繍を施した衣裳、そして幾何学文様が魅力的な刀掛け帯、アイヌ玉の首飾、儀礼の際に用いられる木製のイクパスイなど、アイヌの手仕事には細部にまで豊かな想像力や深い精神性、そして卓越した造形力がみなぎります。柳がアイヌの工芸から受けた「真実なものへの強い感銘」を本展を通して共有することで、民族の多様性を尊重する社会へと繋ぐことができれば幸いです。

展覧会名

アイヌの美しき手仕事

会期

2020.09.15~2020.11.23 開催終了

開館時間

10:00〜17:00(最終入館は16:30まで)

休館日

月曜日(祝日の場合は開館し、翌日休館)

入場料

一般 1,100円、大高生 600円、中小生 200円

会場

日本民藝館

住所

〒153-0041 東京都目黒区駒場4丁目3番33号

お問い合わせ

03-3467-4527

アクセス

・京王井の頭線「駒場東大前駅」西口から徒歩7分
・小田急線「東北沢駅」東口から徒歩15分

主催

日本民藝館、日本経済新聞社

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