川端龍子「愛染」昭和9年(1934)足立美術館蔵
上村松園「娘深雪」大正3年(1914)足立美術館蔵
横山大観「虎溪三笑」明治45年(1942)足立美術館蔵
竹内栖鳳「慈母」昭和16年(1941)足立美術館蔵
北野恒富「鷺娘」昭和5年(1930)頃 足立美術館蔵
日本画には、様々な感情が表れていることがあります。例えば「愛」に注目してみます。美人画では、恋人への想いを募らせる女性や、家族を大切に思う女性の繊細な心をとらえた作品があり、その愛にあふれる姿は見る者を魅了します。また、仲良く遊ぶ子供たちを描いた作品からは友愛という言葉が浮かび、菩薩を描いた作品からは人々を包み込む大きな慈愛の心を見ることができるでしょう。木々の間で寄り添うつがいの鳥の様子からは、自然の中の穏やかな愛が感じられ、そうした生きものに向けられた画家の愛情深いまなざしも伝わってきます。愛に注目して日本画を見ると、その表現は多様に広がっていきます。
本展では、日本画に描かれた「愛」をテーマに、男女の愛情、家族愛、友愛、動物への愛など、様々な愛が感じられる作品をご紹介します。心温まる愛の日本画をお楽しみください。
【開館50周年】
愛の日本画 あふれる愛情、慈しむ心
2020.12.01~2021.02.28
開催終了
9:00〜17:00
年中無休
※新館のみ展示替えのため休館の場合があります
大人 2,300円、大学生 1,800円、高校生 1,000円、小中生 500円
※本料金で、本館、新館、魯山人館のすべてがご覧になれます
足立美術館
〒692‐0064
島根県安来市古川町320
0854-28-7111
足立美術館