悲運の画家たち

福田美術館
開催期間:2020.10.24~2021.01.11 開催終了

ゴッホやモディリアーニのように、悲運の人生を創作の糧に変え素晴らしい作品を生み出した画家が、⽇本にも沢⼭います。⼈々から多くの注⽂を受ける⼈気画家が、実は病に苦しみ、家族を失い、歯を食いしばって絵筆をとり続けていたという例は枚挙にいとまがありません。そのような画家たちの⾝に起きた「悲運」に焦点を当て作品に秘められたドラマに迫ります。

本展は初の試みとして、同じ嵯峨嵐⼭に位置する「福田美術館」「嵯峨嵐山文華館」の二館共同で開催いたします。また福田美術館は開館1周年を迎えることから、所蔵品の中でも選りすぐりの作品を展示いたします。

 

第1会場となる福田美術館では、長沢芦雪、渡辺崋山、木島櫻谷や速水御舟など、名だたる画家の作品を展示。彼らは家族を亡くした悲しみや、病気や怪我の苦しみなど、悲しい経験に屈することなく絵筆をとり続けました。また、家族との別れの場面を描いた「文姫帰漢」や、大火事から逃げ惑う人々を描いた「久松町の大火図」など、悲劇的な場面を題材にした作品も取り上げます。

 

※前後期で展示替えあり

前期:10/24(⼟)~11/30(⽉)

後期:12/2(⽔)~1/11(⽉・祝)

展覧会名

悲運の画家たち

会期

2020.10.24~2021.01.11 開催終了

開館時間

10:00〜17:00(最終入館は16:30まで)

休館日

火曜日(ただし、11/3は開館)、11/4、年末年始(12/29~1/1)

入場料

一般・大学生 1,300円(1,200円)、高校生 700円(600円)、小・中学生 400円(300円)、障がい者と介添人1名まで 700円(600円)、幼児無料
※( )内は20名以上の団体料金

【嵯峨嵐山文華館共通券】
一般・大学生 2,000円、高校生 1,000円、小中学生 550円、障がい者と介添人1名まで 1,000円

会場

福田美術館

住所

〒616-8385 京都府京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町3-16

お問い合わせ

075-863-0606

アクセス

・JR山陰本線(嵯峨野線)「嵯峨嵐山駅」下車、徒歩12分
・阪急嵐山線「嵐山駅」下車、徒歩11分
・嵐電(京福電鉄)「嵐山駅」下車、徒歩4分

主催

福田美術館・嵯峨嵐山文華館・京都新聞

第2会場/嵯峨嵐山文華館

伊藤若冲が牽引する形で続いている⽇本画ブームですが、多くの才能のある画家が時の流れに埋没しているのが実情です。第2会場の嵯峨嵐山文華館では、第1会場の福田美術館同様、人生の悲劇に見舞われた岸⽥劉生ら近代画家の作品に加え、かつては高く評価されていたにも関わらず、現在⼀般的にはあまり知られていないという悲運に見舞われた画家たちにフォーカス。岸駒(1749もしくは1756−1839)や、五姓田芳柳(1827−1892)、山元春挙(1872−1933)など、個性溢れる画家の秀作をご紹介します。あなただけの知られざる「推し画家」を⾒つけてみませんか。

展覧会詳細はコチラ

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