ヴァシリィ・カンディンスキー (1866-1944)
『響』より 1913年刊 木版(多色)
町田市立国際版画美術館蔵
オーギュスト・ルペール(1849-1918)
「チュイルリー公園の池」1898年 木版(多色)
町田市立国際版画美術館蔵
アルブレヒト・デューラー(1471-1528)
『黙示録』より「四人の騎者」1498年頃(1511年刊) 木版
町田市立国際版画美術館蔵
ケート・グリーナウェイ(1846-1901)
『窓の下で』より1878年刊 木口木版(多色)
町田市立国際版画美術館蔵
ポール・ゴーガン 1848-1903
「ノア・ノア(かぐわしい)」 1893-94年(1921年刊) 木版
個人蔵(町田市立国際版画美術館寄託)
ヨーロッパで木版画が作られるようになったのは1400年ころのこと。やがてグーテンベルクが活版印刷を発明すると、木版画は本の挿絵に広く用いられ発展し、15世紀末にはデューラーの登場により最初の頂点をむかえます。しかしヨーロッパの版画の中心は銅版画に移り、木版画は日常的な印刷物に細々と残るだけとなります。
18世紀末、ごく細かな線まで表現できる木口木版(こぐちもくはん)の技法が発明され、多色刷りの技術が開発された19世紀にはカラフルな絵本が人気を集めました。近代以降は日本の浮世絵をはじめとする異文化の影響をうけ、木版画は芸術表現のひとつとして見直されることになります。
本展では、西洋の木版画の特色を15世紀から現代までの作品120点でご紹介します。初期の素朴な作品から、驚くほど精密な表現へとのぼりつめ、近代以降は浮世絵など異文化の影響を受けて新たな表現を切り開く、その流れをお楽しみください。
西洋の木版画 500年の物語
Woodcut Prints in Europe and America
2020.09.26~2020.11.23
開催終了
平日 10:00~17:00 / 土・日・祝日 10:00~17:30
※入館は閉館30分前まで
※状況により会期等を変更する場合があります。ご来場前に美術館公式サイト・SNSでご確認下さい。
月曜日(ただし、祝日の場合は開館)
一般 800円(600円)、大学・高校生 400円(300円)、中学生以下無料
※( )内は20名以上の団体料金
※身体障がい者手帳または愛の手帳等をご提示の方と付き添いの方1名は半額
町田市立国際版画美術館
〒194-0013 東京都町田市原町田4-28-1
042-726-2771/0860(受付時間 平日10:00~17:00, 土日祝10:00~17:30)
JR横浜線・小田急線町田駅下車徒歩15分