田中信太郎展 「風景は垂直にやってくる」

市原湖畔美術館
開催期間:2020.08.08~2020.10.18 開催終了

わずか 19 歳での鮮烈なデビューから 79 歳で亡くなるまでの 60 年間。田中信太郎のアーティスト人生は、1960 年以降の日本の現代美術史そのものでした。読売アンデパンダン展で注目を集め、赤瀬川原平、篠原有司男らによるネオ・ダダイズム・オルガナイザーズに参加。やがて 1968 年に発表した「点・線・面」のミニマルな表現は、美術界のみならず、倉俣史朗をはじめとするデザイナー、建築家にも強いインパクトを与えました。そしてパリ・ビエンナーレ、「人間と物質」展、ヴェネツィア・ビエンナーレ等の国際展で日本を代表するアーティストとして活躍。しかし、病床に倒れ、数年に及ぶ闘病生活を経て、新たな表現形式による「風景は垂直にやってくる」をもって復活、精力的に制作活動を続けました。また、ブリヂストン本社、ファーレ立川、越後妻有、札幌ドーム等、数多くのコミッションワークも手がけ、その作品は日常の風景のなかで人々に親しまれました。

 

本展では、田中の作品を時代の変遷を追って、当時の写真や田中の言葉とともに紹介。それぞれの時代に田中がどのように考え、制作し、生きたかを伝えます。また、日立のアトリエの一部も再現。多くの人に愛された田中の繊細でおおらかな作品と人の魅力と、在野を選び作品を創ることで生き抜いたひとりのアーティストの歩みを感じ取っていただければ幸いです。

展覧会名

田中信太郎展「風景は垂直にやってくる」

会期

2020.08.08~2020.10.18 開催終了

開館時間

平日/ 10:00 ~ 17:00、土曜・祝前日/ 9:30 ~ 19:00、日曜・祝日/ 9:30 ~ 18:00
最終入館は閉館時間の30分前まで

休館日

毎週月曜日(祝日の場合は翌平日)

入場料

一般 800(700)円/大高生・65 歳以上の方 600(500)円
( )内は 20 名以上の団体料金 中学生以下・障害者手帳をお持ちの方とその介添者(1 名)は無料

会場

市原湖畔美術館

住所

〒290-0554
千葉県市原市不入 75-1

アクセス

JR内房線・小湊鐡道「五井駅」40分→小湊鐡道「高滝駅」からタクシー 3分、徒歩 28分

主催

市原湖畔美術館 [ 指定管理者:(株)アートフロントギャラリー ]

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