國司華子《来迎ノ図》2019年,紙本彩色
アビルショウゴ《カタバミ》2007年,ガラス
野沢二郎《風の羽根》2020年,油彩・キャンヴァス
須藤玲子《扇の舞》2020年,テキスタイル,
コンプトン・ヴァーニー・アート・ギャラリー・アンド・パークでの展示風景
Fabric: Touch and Identity © Compton Verney, photography Jamie Woodley
塩谷良太《物腰(2015)》2015年,陶,「雨引の里と彫刻 2015」での展示風景
本展覧会は,茨城にゆかりのある現役作家を紹介する「6つの個展」の第三弾企画となります。近年、美術の表現形式は多様化の一途をたどっています。実体を伴わない映像作品をはじめ,ヴァーチャル・リアリティなど最新のテクノロジーを駆使したかたちのない作品も少なくありません。とはいえ、そのような状況だからこそ、物質的な素材をあえて選択する作家は,その素材ならではの技術や表現をより意識的に追究しているともいえます。
本展覧会では展示室を6つに区切り、絵画(野沢二郎,國司華子),彫刻(一色邦彦)、テキスタイル(須藤玲子)、ガラス(アビルショウゴ)、陶(塩谷良太)という異なるジャンルや素材に取り組む6名の作家を個展形式によって紹介します。彼らは 40 代から 80 代まで様々な世代に属しますが,莫大なデータや情報がオンラインで飛び交うデジタル時代において,いずれも自身のリアルな感覚によって世界に対峙し,手を介して「物」としての作品を制作する作家たちです。それぞれの作品を通して,彼らがどのように世界を捉え、それをどのようにかたちある「物」に昇華しているのかをご覧いただきたいと思います。そして、彼らの作品を通して、「茨城」のみならず現代における美術作品の多様性と可能性に触れていただく機会にもなることでしょう。
企画展 「6つの個展 2020」
2020.11.03~2020.12.20
開催終了
9:30〜17:00
※入館は閉館の30分前まで
月曜日
※ただし 11月23日(月・祝)は開館,翌火曜日は休館
一般 870(730)円,満 70 歳以上 430(360)円,高大生 610(490)円,小中生 370(240)円
※( )内は 20 名以上の団体料金 ※土曜日は高校生以下無料
※障害者手帳・指定難病特定医療費受給者証等をご持参の方は無料
※11 月7日(土)は満 70 才以上の方は入場無料 ※11 月 13 日(金)茨城県民の日はすべての方が入場無料
★日時指定 WEB 整理券
入場は、オンラインで「日時指定 WEB 整理券」(無料)を取得された方が優先となります。
詳しくは美術館公式サイトをご確認ください。
茨城県近代美術館
〒310-0851
茨城県水戸市千波町東久保666-1
029-243-5111
水戸駅南口から徒歩約20分。
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