収集家の作ったマッチラベル
国内販売用のマッチラベル
輸出用のマッチラベル
からくりの着火具
ブック型銅製マッチケース イギリス(1902年)
マッチは簡単に火を点けられる画期的な道具としてヨーロッパで誕生し、19世紀半ばから世界に広がりました。炭火などで火を長持ちさせる必要がなくなったことで、喫煙具のしつらえなどたばこ文化にも影響を与えました。一方、日本ではマッチ産業の育成がはかられ、1890~1910年代には世界屈指の輸出量を誇るマッチ大国となりました。当時の輸出用マッチラベルには、西洋のラベルを模倣しつつ、日本の伝統意匠や輸出先の好みも取り入れた、独特なデザインを見ることができます。1920年代以降は飲食店などのノベルティとしても活用され、ラベル収集の趣味も広まりました。
本展では、着火・喫煙文化の変遷をさまざまな着火具・喫煙具や絵画からたどります。また、国産マッチのあゆみや製造工程を工場写真帳などの書籍・写真から紹介します。さらに、明治大正期の輸出用マッチラベルや昭和初期の広告用マッチラベルを展示し、魅力的なデザインの数々をご覧いただきます。
マッチ ~魔法の着火具・モダンなラベル~
2019.05.25~2019.07.07
開催終了
10:00〜18:00(※入館は閉館の30分前)
毎週月曜日
一般・大学生100円、小・中・高校生50円
たばこと塩の博物館
東京都墨田区横川1-16-3
03-3622-8801(受付時間 開館日10:00〜18:00)
都営浅草線本所吾妻橋駅徒歩10分
東武スカイツリーラインとうきょうスカイツリー駅(正面口)徒歩8分
たばこと塩の博物館