黒沼 真由美「Punto in Aria」

自由が丘駅 | DIGINNER GALLERY
開催期間:2020.10.31~2020.11.15 開催終了

黒沼真由美は、東京芸術大学大学院修士過程美術研究科油画技法材料研究室修了後、しばらく作家活動から遠ざかっていたが、19年前、寄生虫専門の博物館「目黒寄生虫館」で目にしたサナダムシ(日本海裂頭条虫)の標本の美しさに感動。その体の構造を「レース編み」で再現することを思いつき、独学で作品を作り始めます。

 

グループ展「Hierher-Dorthin -こちらへ、あちらへ-」(2011)で、動物学者、寄生虫学者の飯島魁(1861~1921)が研究したサナダムシや、海綿動物・六放海綿(ガラス海綿)をテーマにした作品「内なる海~飯島魁博士に捧ぐ~」を発表。
標本写真を基に、生物の体の構造を「解剖学的」にレース編みで再現したもので、黒沼は同作品をきっかけに、かぎ針編みと棒針編みを組み合わせた独自のレース編みの技法「生物学的レース編み」を作り出しました。

 

Punto in Aria(プントインアリア)とは、羊皮紙に書いた下図に粗く縫い付けて渡した糸束を針でかがり、完成後に下図と分離する、布の芯を必要としない最初のニードルレースで、イタリア語で「空中ステッチ」を意味します。
今回、会場では2メートルから成る巨大ウデムシや、サソリ、セミ、ハチ、バッタ、ダニ、タガメ、ゾエアに至るまで、体節や付属肢の繰り返す形の面白さ、力強い美しさのあるものを選び、展示発表します。

展覧会名

黒沼 真由美「Punto in Aria」

会期

2020.10.31~2020.11.15 開催終了

開館時間

12:00〜 20:00(最終日は17:00まで)

休館日

月曜日

入場料

無料

会場

DIGINNER GALLERY

住所

〒152-0035 東京都目黒区自由が丘1-11-2

お問い合わせ

03-6421-1517

アクセス

東急東横線自由が丘駅 北口より徒歩1分

お客様へのお願い

・発熱や風邪の症状等、体調の優れないお客様はご来廊をお控えください。

・ご入場の際はマスクの着用、手消毒、咳エチケットのご協力をお願いします。

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