川合玉堂 《渓雨紅樹》 1946(昭和21)年
絹本・彩色 山種美術館
川合玉堂 《鵜飼》 1895(明治28)年
絹本・彩色 山種美術館
川合玉堂 《山雨一過》 1943(昭和18)年
絹本･彩色 山種美術館
愛知に生まれ、岐阜で育った玉堂は、京都で望月玉泉、幸野楳嶺に師事したのち、23歳の年に東京に移り、橋本雅邦のもとでさらなる研鑽を積みました。玉堂は、京都で学んだ円山四条派の基礎の上に、雅邦が実践した狩野派的な様式を取り入れ、伝統的な山水画から近代的な風景画の世界へと画風を展開していきます。
本展では、初期の代表作である《鵜飼》、雅邦の影響が色濃い《渓山秋趣》などの明治期の作品から、古典的な筆法と写実的な風景表現を融合させた昭和初期の《石楠花》、自然とともに生きる人々の姿を穏やかに描き出した玉堂芸術の真骨頂ともいえる《春風春水》や《早乙女》、戦後の第1回日展に出品された《朝晴》まで、名品の数々とともに、玉堂の画家としての足跡をたどります。
また、支援者であった山種美術館創立者・山﨑種二、玉堂の師である望月玉泉や橋本雅邦、弟子の児玉希望など、玉堂をめぐる人々にも焦点を当て、交流がうかがえる作品やエピソードをご紹介します。
【開館55周年記念特別展】
川合玉堂 ―山﨑種二が愛した日本画の巨匠―
2021.02.06～2021.04.04
開催終了
11：00～16：00
※入館は閉館時間の30分前まで。今後の状況により開館時間が変更となる場合があります。
月曜日
一般1300円、大学生・高校生1000円、中学生以下無料（付添者の同伴が必要です）
障がい者手帳、被爆者健康手帳をご提示の方、およびその介助者(1名)1100円 、左記いずれかのうち大学生・高校生900円
※きもの特典：きものでご来館された方は、一般200円引き、大学生・高校生100円引きの料金となります。
山種美術館
東京都渋谷区広尾3-12-36
JR恵比寿駅・東京メトロ日比谷線 恵比寿駅より徒歩約10分
山種美術館、朝日新聞社
