「岩﨑家雛人形」のうち内裏雛
五世大木平藏
昭和時代初期(20世紀)
静嘉堂文庫美術館蔵
【全期】
「立雛」
江戸時代後期(18~19世紀)
静嘉堂文庫美術館蔵
【全期】
『江戸名所図会』第一巻
天保5年(1834)
静嘉堂文庫美術館蔵
【全期】
「紅梅図」
岩﨑小彌太
昭和時代(20世紀)
静嘉堂文庫美術館蔵
【全期】
国宝「曜変天目」建窯
南宋時代(12~13世紀)
静嘉堂文庫美術館蔵
【全期】
3月3日は桃の節句。かわいらしい人形や小さな道具を飾り楽しむ「雛祭り」の風習は、江戸時代に広まり、現代まで連綿と続いています。
三菱第四代社長・岩﨑小彌太(1879-1945)が孝子夫人(1888-1975)のために誂えた雛人形は、京都の人形司・丸平大木人形店によるものです。内裏雛は、白くつややかで丸い顔が愛らしい幼児の姿をしています。岩﨑家の替紋である花菱文が各所にあしらわれた雛道具は精緻に作られ、段飾りに花を添えたことでしょう。これら贅を尽くした岩﨑家の雛人形・雛道具は当時の技術の粋を集めた、貴重な美術工芸品といえます。
このほか、本展では、春を愛でる絵画・工芸品も合わせて展示します。日本画家・前田青邨(1885~1977)に絵の手ほどきを受けた小彌太が描いた絵画や蒐集した名品、静嘉堂の庭園で花開く梅もお楽しみください。
そして、春爛漫の本展は、丸の内・明治生命館への展示ギャラリー移転に向けた、現在の地で開催するセカンドラスト(最後から2番目)の展覧会です。
岩﨑家のお雛さま
2021.02.20~2021.03.28
開催終了
10:00-16:30(入館は閉館の30分前まで)
月曜日
※新型コロナウイルス感染症予防及び防止のため、予定が変更される場合があります。詳しくは美術館公式サイトをご確認ください。
一般1,000円、大高生700円、中学生以下無料
※20名以上の団体は200円割引
静嘉堂文庫美術館
東京都世田谷区岡本2-23-1
二子玉川駅から
二子玉川駅バスターミナル4番のりばから東急コーチバス「玉30・31・32系統」
「静嘉堂文庫」下車(所要時間は通常8~10分。運行本数1時間に約3本)。
案内標識に沿って徒歩約5分。
成城学園前駅から小田急線成城学園前駅下車、南口バスのりばから二子玉川駅行きバスにて「吉沢」下車。
大蔵通りを北東方向に徒歩約10分。
タクシー
二子玉川駅から美術館入口前まで約10分。タクシー料金約800円。(道路状況により前後)
徒歩
駅から静嘉堂まで徒歩で20~25分。
住宅街を通るので初めての方には少し分かりづらいです。
閉館までの時間にあまり余裕のないときは、バスかタクシーでのご来館をお勧めします。
公益財団法人 静嘉堂