相原求一朗《厳冬月淡く》1992年
北海道をテーマに抒情的な風景画を描き続けた相原求一朗(1918-99)。
川越に拠点を置きながら、相原は毎年のように北海道を訪れ、心を揺さぶる風景を探し求めました。それは、戦時中の4年半を過ごした広大で寂寥とした満州の記憶を、北の大地に重ね合わせる行為でもありました。モノクロームの色調で描き留められた風景画は、理想化された相原の原風景と言ってよいでしょう。本展では、昨年コレクションに加わったスケッチやデッサンを含めた約50点を通して、相原の創作意欲をかき立てた原風景のエッセンスを探ります。
館蔵の相原作品を一挙に公開するのは開館以来初となります。この機会にどうぞご高覧ください。
※緊急事態宣言の期間が延長される場合は、会期が変更になる可能性があります。最新の情報は美術館公式サイトをご確認ください。
コレクション大公開 相原求一朗展 アンコール
2021.02.09~2021.03.21
開催終了
9:00~17:00
※入場は閉館の30分前まで
月曜日
一般 500円、大学生・高校生 250円、中学生以下 無料
※身体障害者手帳・精神障害者保健福祉手帳・療育手帳をご持参の方、及びその介護者1名は無料
※「川越きものの日」にちなみ毎月8、18、28日に着物で来館された方は観覧料2割引き
川越市立美術館
埼玉県川越市郭町2-30-1
東武東上線・JR川越駅、西武新宿線本川越駅から「小江戸巡回バス」で「博物館・美術館前」下車すぐ
川越市立美術館