《截金彩色まり香盒》《截金彩色盒子》《截金彩色続命縷》
江里佐代子
《毘沙門天立像》 江里康慧・江里佐代子 2006年
写真:山崎兼慈
《截金彩色ガラス額装「瑠璃放光」》
江里佐代子 2003年 パラミタミュージアム所蔵
截金師・江里佐代子(1945~2007)は、2002年に截金の人間国宝(重要無形文化財保持者)に認定されました。
伝統的な京刺繍の老舗に生まれた佐代子は、仏師・江里康慧と結婚。その後、截金技法が途絶えることを危惧していた江里家の意向を汲み、截金の技法を学びます。截金は、本来、仏像や仏画を荘厳する技法であり、康慧とともに仏像作品をつくり続けました。また、仏像への荘厳にとどまらず、工芸品に応用したり、京都迎賓館をはじめとした公共施設などの壁面装飾やスクリーンなどの大規模な作品にも取り組んだりと、截金技法の新しい在り方の可能性を追求しました。惜しくも急逝した佐代子でしたが、技術や精神を途切れさせないように、と娘の截金師・朋子や工房の職人で引き継ぎ、截金作品を作り続けています。
本展覧会では、江里佐代子作品の素晴らしさはもとより、截金技法の存在をより多くの方に知っていただき、継がれる截金のわざとこころが後世に伝わる機会となれば幸いです。
京の至宝Ⅱ 江里佐代子 截金の世界
-宙(そら)の輝きを康慧・朋子とともにーv
2021.01.02~2021.01.24
開催終了
10:00~19:30(入館締切:閉館30分前)
※1月2日(土)は9:30開館。
会期中無休
一般900円(700円)高・大学生700円(500円)小・中学生500円(300円)
※( )は前売料金。「障害者手帳」をご提示のご本人さまとご同伴者1名さまは当日料金より200円割引。
前売販売:販売中~2021年1月1日(金・祝)まで。当館チケット窓口(休館日を除く)チケットぴあ(Pコード685-385)、ローソンチケット(Lコード53191)にて販売。
美術館「えき」KYOTO
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美術館「えき」KYOTO、京都新聞
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