土佐光起 紫式部観月図(江戸時代 17 世紀)
滋賀・石山寺
源氏系図 表紙:伝 土佐光信(室町時代 16 世紀)
香雪美術館
重要文化財 石山寺縁起絵巻 巻四(部分)
詞:三条西実隆(室町時代 明応 6 年〈1497〉)滋賀・石山寺
(上)この場面は、前期:1 月 30 日~ 2 月 21 日
(下)この場面は、後期:2 月 23 日~ 3 月 14 日
(左)重要文化財 源氏物語手鑑 夕霧一 絵:土佐光吉 詞:冷泉為満
(桃山時代 慶長 17 年〈1612〉)和泉市久保惣記念美術館
※この場面は1月30日~ 2月14日
(右) 重要文化財 源氏物語手鑑 絵合 絵:土佐光吉 詞:阿野実顕
(桃山時代 慶長 17 年〈1612〉)和泉市久保惣記念美術館
※この場面は1月30日~ 2月14日
守住貫魚 源氏物語 花宴図(江戸~明治時代 19 世紀)
香雪美術館
紫式部によって著された『源氏物語』は、物語が成立して以来、数多くの写本が作られ、愛読されました。また、源氏物語を絵画化した「源氏絵」は、平安時代から今に至るまで描き継がれ、優れた物語に裏打ちされた抒情性豊かな世界を多彩に展開し、多くの人々に享受されてきました。香雪美術館が所蔵する新出の「源氏系図(作中人物を、略歴を付して家系図にまとめたもの)」の表紙絵もそのひとつです。
土佐派の絵師と画業をまとめた資料「本朝画事」には、土佐光信(1434?~1525?)の作品として、後柏原院が外題を、詞を堂上公家が寄合で書いた「源氏物語五十四帖」が記されています。
土佐光信は、文明元年(1469)に宮廷の絵所預となり土佐派の権威を確立し、伝統的なやまと絵に水墨画の要素を取り入れた新様式を打ち出しました。「源氏系図」香雪本は、表紙絵を土佐光信が描いたとされるこの「源氏物語五十四帖」と深い関わりをもつ作品と考えられます。
本展は、土佐光信の周辺作品や表紙絵にかかわる資料により、「源氏系図」香雪本についての理解を深めつつ、画帖・扇面などの小画面から屏風まで、さまざまに展開する源氏絵を土佐派の作品を中心に紹介します。室町時代から江戸時代まで、バリエーション豊かな源氏物語の絵画を楽しんでいただければ幸いです。
※会期中一部展示替えあり
前期:1 月 30 日(土)~ 2 月 21 日(日)
後期:2 月 23 日(火・祝)~ 3 月 14 日(日)
特別展「源氏物語の絵画―伝土佐光信『源氏系図』をめぐって」
2021.01.30~2021.03.14
開催終了
10:00~17:00
(入館は16:30まで)
【夜間特別開館】
2021年2月18日(木)、3月11日(木)は、~ 19:30まで開館
(入館は19:00まで)
月曜日
一般 1,100(900)円、高大生 700(500)円、小中生 400(200)円
※( )内は前売り(一般のみ)、20 名以上の団体料金
※前売り券は 1 月 29 日まで中之島香雪美術館、フェスティバルホール・チケットセンターで販売しています。
中之島香雪美術館
〒530-0005
大阪市北区中之島 3-2-4
フェスティバルタワー・ウエスト 4 階
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公益財団法人 香雪美術館、朝日新聞社