千代紙〈紅葉に桜〉 河鍋暁斎 明治時代 株式会社榛原蔵
千代紙〈牡丹〉 河鍋暁斎 明治時代 株式会社榛原蔵
十二ヶ月絵短冊 第九編 柴田是真 明治35年(1902)か
株式会社榛原蔵
榛原製切熨斗 明治時代以降 株式会社榛原蔵
榛原製熨斗貼込帖 明治22年(1889)頃 株式会社榛原蔵
文化3年(1806)、江戸日本橋に「雁皮紙(がんぴし)」の暖簾(のれん)を掲げた老舗榛原(はいばら)の、貴重な和紙資料コレクションの展覧会を開催します。
榛原は熱海産の雁皮紙をはじめ良質な和紙を扱い江戸中にその名を知られましたが、絵半切れや熨斗(のし)などの「小間紙(こまがみ)」も扱いました。中でも木版摺りの千代紙は、その鮮やかさと精緻な摺りが評判を呼び、明治期の万国博覧会にも出品されました。
榛原では、伝統的な文様が好まれた時代に川端玉章(かわばた ぎょくしょう)、柴田是真(しばた ぜしん)、河鍋暁斎(かわなべ きょうさい)など、当代きっての画家たちに小間紙のデザインを依頼しました。そこには三代当主榛原直次郎の「生活の中に優れた芸術を取り入れる」という強い思いがありました。
本展では、直次郎の号から名づけられた「聚玉文庫(しゅうぎょくぶんこ)コレクション」より、千代紙、絵封筒、短冊、団扇(うちわ)、熨斗をはじめ下絵など約130点を展示、可憐で粋な和紙(わがみ)の世界を紹介します。
※新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、ご来館の際は、事前に公式サイトの「ご来館のみなさまへのお願い」をご確認ください。
千代紙 花鳥風月
―日本橋・和紙舗「はいばら」の聚玉文庫コレクションより
2021.02.20~2021.04.04
開催終了
10:00~17:00(入館の受付は16:30まで)
木曜日
一般・大学生1,100円 小・中・高校生550円
※土曜日は小中学生無料
※15名以上の団体は各2割引
佐野美術館
〒411-0838
静岡県三島市中田町1-43
●電車
・JR東京駅より新幹線こだま(58分)→JR三島駅
・JR名古屋駅より新幹線こだま(1時間47分)→JR三島駅
・JR三島駅南口より
伊豆箱根鉄道線(5分)→三島田町駅下車 徒歩3分
タクシー10分
南へ1.3km左側 徒歩17分
●バス
・JR三島駅南口より
東海バス
(4番乗り場:新城橋行き又は、大平車庫行き)
三島市内循環バス「せせらぎ号」西回り(1番乗り場)で佐野美術館下車。庭園内を通って美術館へお越しください。
佐野美術館、三島市、三島市教育委員会、Daiichi-TV