ギュスターヴ・クールベ《波》1869年
油彩・カンヴァス 愛媛県美術館
ギュスターヴ・クールベ
《フランシュ=コンテの谷、オルナン付近》
1865年頃
油彩・カンヴァス
茨城県近代美術館
ギュスターヴ・クールベ《狩の獲物》1856-62年頃
油彩・カンヴァス 個人蔵
クロード・モネ《アヴァルの門》1886年
油彩・カンヴァス 島根県立美術館
ウジェーヌ・ブーダン《浜辺にて》
油彩・カンヴァス 個人蔵
19世紀フランスを代表するレアリスムの巨匠ギュスターヴ・クールベ(1819−1877)。あるがままの現実を描くことで、既存の政治や美術制度に敵対的な態度を表明した一方で、故郷フランシュ=コンテ地方の大自然や動物、22歳の時に初めて目にしたノルマンディーの海を繰り返し描き、その鋭い洞察力や高い技術力が評価されました。
本展では、こうしたクールベの風景画家としての側面に焦点をあて、とりわけ画家が1860年代以降に集中的に取り組んだ「波」連作を中心に紹介します。さらに、クールベ以前より表象されてきた畏怖の対象としての海、同時代の画家ブーダンやモネが描いたレジャーとしての海もあわせて展覧し、海との距離がより身近なものとなった当時において、レアリスムの巨匠クールベが捉えた海の風景画の特異性を探ります。
出品作品は、国内作品にフランスのオルレアン美術館が所蔵する《波》も加わった、約60点の作品によって構成されます。同時代の画家たちが描いた海景画の中でも、とりわけ「奇妙」に映るクールベの、迫力ある海の描写をご堪能ください。
クールベと海展
―フランス近代 自然へのまなざし
2021.04.10~2021.06.13
開催終了
10:00〜18:00
※入館は閉館の30分前まで
※5/7(金)、6/4(金)は夜間開館 20:00まで(入館は19:30まで)
【本展の入館方法について】
本展は予約サイトで日時指定予約をされた方を優先にご案内します。
全ての方が対象です。事前予約の予定数に空きがあれば、予約されていない方もご入館いただけます。
詳しくは、2021年3月1日(月)以降、公式サイトをご確認ください。
水曜日(ただし、5/5は開館)
一般 1,000円、65歳以上 900円、大学生 700円、中・高校生 500円、小学生以下 無料
※障がい者手帳をご提示の方、および付添者1名は無料
パナソニック汐留美術館
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