右、左《置いてきたもの》2019年 作家蔵 撮影:斎城卓
右、左《置いてきたもの》2020年 作家蔵 撮影:斎城卓
《透明なうつわ》《ステムウエア》《コップ》《iroglass》 2015-2020年
作家蔵 撮影:斎城卓
高橋禎彦(1958-)は、多摩美術大学でガラス制作を学び、在学中に京都で開催された世界クラフト会議に参加したことをきっかけに、ガラス作家の道を歩みます。会議のなかで、ガラスで自由な表現を切り拓く海外作家たちに触発された高橋は、その後様々な方法を作品に取り入れながら、ガラスの多彩な表情を引き出してきました。
特に溶けたガラスを扱うホットワークによる作品は、制作のなかで感じるガラスの粘性や動きを生かして作られています。柔らかなフォルムや滑らかな表面は、溶けたガラスの重みや遠心力といった、素材に加わる原理的な力をコントロールしながら、無駄のない動作によって形作られます。ガラスの反応と対話するなかで、遊ぶように素材に働きかける高橋の作品はどこか謎めいた姿をもち、その感触について見るものの想像を促します。
本展では、今回新たに制作された作品を中心に、高橋の近年の活動をご紹介します。コラージュのように異なるパーツが組み合わされた「謎」や、生きることと向き合うなかで生まれた「置いてきたもの」といった作品から、高橋の作品がもつ魅力に迫ります。
高橋禎彦 playtime
2021.03.06~2021.06.22
開催終了
9:30~18:00 ※入場は閉場の 30 分前まで
(金・土曜日は20:00まで)
※初日のみ開会式(10:30より)終了後開場
3/17、4/7、4/21、5/12、5/19、6/9、6/16
一般 800 円(600 円)大学生 600 円(500 円)
●インタラクション:響きあうこころ展との共通観覧券 一般 1,200 円(1,000 円)/大学生 800 円(600 円)
●2021 年 4 月同時開催企画展との共通観覧券 一般 1,400 円(1,200 円)/大学生 1,200 円(1,000 円)
●( )内は 20 名以上の団体 ● 高校生以下は無料 ● 本展観覧券で常設展も観覧可
富山市ガラス美術館
〒930−0062
富山県富山市西町5番1号
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