開館80周年記念特別展「国宝 燕子花図屏風 -色彩の誘惑-」

表参道駅 | 根津美術館
開催期間:2021.04.17~2021.05.16 開催終了

緊急事態宣言の発出に伴う要請を受け、根津美術館は4月25日(日)から5月11日(火)まで、庭園、NEZUCAFEを含む全館を臨時休館といたします。 5月12日(水)以降の開館予定につきましては、あらためて当館ウェブサイトでお知らせいたします。
すでにご購入済みの上記期間の日時指定入館券の払い戻しについてはこちらをご覧ください。
ご来館予定の皆様には大変申し訳ありませんが、ご理解のほどお願い申し上げます。

 

尾形光琳(1658―1716)の筆になる「燕子花図屛風」は、カキツバタという単一の植物を前面に金箔を貼った大画面に、絵具としては群青と緑青のみを使って描いた作品です。制限されたモチーフと色彩が、韻律に富む画面構成をいっそう際立たせています。ふんだんに用いられた上質な絵具それ自体も魅力ですが、これら青と緑と金(黄)の三色は、しばしば組み合わされて、日本・東洋の美術において特別な伝統を有する色でした。その一方、本作品の鮮烈な色彩感は、江戸時代ならではの美意識が反映していると見ることもできます。

 

本展覧会では、平安時代の紺紙金泥経や、青や緑を主調する画面に金彩が加わって聖なるイメージが作られる中世の仏教絵画、あるいは群青と緑青と金を用いて書かれた唐時代以来の金碧山水(青緑山水)などと、中国の華南三彩の色使いに通じる清新な古九谷や黄瀬戸など同時代の陶芸作品、さらには色彩傾向を同じくする金屏風の数々をあわせて展示することで、「燕子花図屛風」に新しい光を当てることを試みます。

展覧会名

開館80周年記念特別展「国宝 燕子花図屏風 -色彩の誘惑-」

会期

2021.04.17~2021.05.16 開催終了

開館時間

10:00~17:00
夜間開館:5/11~5/16は19:00まで開館
(入館はいずれも閉館30分前まで)

休館日

月曜日(ただし、5/3は開館)

入場料

【日時指定予約制】
来館前日までに、美術館公式サイトより日時指定入館券をご購入ください。
(根津倶楽部会員、招待はがきをお持ちで入館無料の方も予約が必要です。)

オンライン日時指定予約
一般 1500円 (1300円)、 学生 1200円 (1000円)

※オンライン日時指定予約の定員に空きがある場合のみ、当日券(一般1600円)を受付で販売いたします。
※中学生以下は無料
※( )内は障害者手帳等提示者及び同伴者1名の料金。

会場

根津美術館

住所

東京都港区南青山6-5-1

アクセス

・地下鉄銀座線・半蔵門線・千代田線 〈表参道〉駅下車 A5出口(階段)より徒歩8分/B4出口(階段とエスカレータ)より徒歩10分/B3出口(エレベータまたはエスカレータ)より徒歩10分
・都バス渋88 渋谷~新橋駅前行 〈南青山6丁目〉駅下車 徒歩5分

主催

根津美術館

チケットを購入する
この記事をシェアする
展覧会一覧に戻る
TOP