企画展「遠州・不昧と大名家の茶」

中之島香雪美術館
開催期間:2021.04.03~2021.06.13 開催終了

桃山時代(16世紀)に千利休(1522~91)によって完成をみた「侘び茶」は、その後の茶人によって、様々に展開します。

利休没後に茶の湯の世界をリードした大名であり茶人でもあった古田織部(ふるたおりべ/1543~1615)は、質素を旨とする利休の好みとは真逆の、歪みを伴う力強い造形の茶道具を好みました。織部没後は、その弟子である大名茶人の小堀遠州(こぼりえんしゅう/1579~1647)が、茶の湯の世界を牽引します。遠州は、師の織部とは異なる端正で洗練された造形の茶道具を好みました。出雲松江藩主の松平不昧(まつだいらふまい/1751~1818)は、遠州に憧れ、遠州好みの茶道具について、茶入を分類するなど体系化を試みました。遠州から不昧を経て形成された茶道具の美意識や価値観は、現在の茶の湯にも色濃く残っています。

 

公益財団法人香雪美術館が所蔵する多種多様な美術品の多くは、朝日新聞社の創業者である村山龍平(むらやまりょうへい/1850~1933)が収集したものです。本展では茶の湯に傾倒した村山が収集した茶道具のなかから、かつて遠州や不昧が所持した作品や、彼らの好みを反映した作品、その他、仙台藩主伊達家など江戸時代に大名家が秘蔵していた茶道具約70点を紹介します。

 

※会期中展示替えあり

前期:4月3日(土)~5月9日(日)
後期:5月11日(火)~6月13日(日)

展覧会名

企画展「遠州・不昧と大名家の茶」

会期

2021.04.03~2021.06.13 開催終了

開館時間

10:00~17:00
(入館は16:30まで)

【特別夜間開館】
2021年4月15日(木)、5月13日(木)、6月10日(木)は、~19:30まで開館
(入館は19:00まで)

休館日

月曜日(ただし、5/3は開館)、5/6

入場料

一般 900(700)円/高大生 500(350)円/小中生 200(100)円
※( )内は前売り(一般のみ)・20名以上の団体料金

会場

中之島香雪美術館

住所

〒530-0005
大阪市北区中之島 3-2-4
中之島フェスティバルタワー・ウエスト 4 階

お問い合わせ

06-6210-3766

アクセス

・京阪中之島線「渡辺橋」駅12号出口直結
・地下鉄四つ橋線「肥後橋」駅4号出口直結
・地下鉄御堂筋線・京阪本線「淀屋橋」駅7号出口より徒歩8分
・JR「大阪」駅桜橋口より徒歩15分
・JR東西線「北新地」駅11-5出口より徒歩8分

主催

公益財団法人 香雪美術館、朝日新聞社

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