「唐子遊図屏風」(右隻)狩野惟信筆 江戸時代後期 永青文庫所蔵(熊本県立美術館寄託)
「白地松竹梅文様打掛」(細川宏子所用)江戸時代後期 熊本県立美術館所蔵
「水色地燕海辺文様小袖」(細川宏子所用)江戸時代後期 熊本県立美術館所蔵
「橋桜九曜紋蒔絵硯箱」江戸時代中期 永青文庫所蔵
「象図目貫」横谷宗珉作 江戸時代中期 永青文庫所蔵
肥後細川家に伝わる美術工芸品は、四季折々の風物、愛らしい動物、人物、文学モチーフなど、さまざまなデザインで溢れています。それらは、視覚的な楽しさをもたらすだけでなく、何かを暗示したり、ある願いが込められていたりするものが少なくありません。本展では、永青文庫が所蔵する屏風や、文房具を中心とした漆工品、刀装具などを通して、そうした豊富な文様・デザインの世界をご紹介します。
また、本年は、永青文庫の設立者であり「美術の殿様」とも呼ばれた細川護立の母・宏子(1851~1919)の没後100年にあたります。この節目の年に、佐賀藩鍋島家から14代細川護久のもとへ嫁いできた宏子が、婚礼の際に着用したと考えられる打掛や、刺繍による華やかな文様の小袖などもあわせて展示します。
昨年に続く入門編の展覧会。この機会に、お殿さまやお姫さまの暮らしを彩っていた調度類や装束をより身近に感じていただけたら幸いです。
夏季展 大名調度を彩るデザインの世界
2019.08.31~2019.10.09
開催終了
10:00~16:30 (最終入館は16:00まで)
毎週月曜日(但し9月16日・23日は開館し、9月17日・24日は休館)
一般800円、シニア(70歳以上)600円、大学・高校生400円
※一般またはシニアの10名以上の団体は100円引き
※中学生以下、障害者手帳をご提示の方及びその介助者(1名)は無料
永青文庫
〒112-0015
東京都文京区目白台1-1-1
03-3941-0850 (受付時間 10:00〜16:30)
・JR目白駅(「目白駅前」バス停)・副都心線雑司が谷駅 出口3(「鬼子母神前」バス停)より、都営バス「白61 新宿駅西口」行きにて「目白台三丁目」下車徒歩5分
・都電荒川線早稲田駅より徒歩10分
・有楽町線江戸川橋駅(出口1a)より徒歩15分
・東西線早稲田駅(出口3a)より徒歩15分