「蝋燭」大正時代(1912-26) 油彩・板 22.7×15.6㎝
福岡県立美術館蔵
「空の塔 奈良薬師寺」昭和30(1955)年 油彩・画布 53.2×41.0㎝
個人蔵
「静物」昭和22(1947)年 油彩・画布 33.5×45.4㎝
柏市蔵
※「新型コロナウイルス感染症奈良県緊急対処措置」の延長にともない、 5月30日(日)まで臨時休館します。それに伴い、本展は開催中止となりました。詳しくは美術館公式サイトをご確認ください。
洋画家・髙島野十郎(1890-1975)は、徹底した写実による独自の画境、孤独と旅を愛した生涯を送った作家として、没後に光が当てられ、今日では幅広い人気を得ています。本展では、2020年に生誕130年を迎えたこの作家の画業を紹介します。
野十郎は福岡県久留米市の酒造業を営む家に生まれ、東京帝国大学農学部水産学科を首席で卒業するも画業の道へ進みます。独学で絵を学び、渡欧したのちもパリを拠点に郊外の風景写生に取り組む日々を送り、帰国後は久留米、東京、そして千葉県柏市へと移り住み、各地を旅しながら作品を描き続けました。その作風には仏教的な思想が根ざしていると考えられていますが、野十郎はたびたび奈良にも訪れ、風景画を残しています。
本展では、代表作を含む野十郎の豊富なコレクションを誇る福岡県立美術館の所蔵作品を中心に、初紹介の作品もあわせた総数110点あまりにより、多くの謎に包まれながら、見るものをひきつけてやまない野十郎の絵画世界の魅力を紹介します。
特別展「生誕130年記念 髙島野十郎展」
2021.04.17~2021.05.30
開催終了
9:00〜17:00(入館は閉館の30分前まで)
月曜日(5月3日は開館)、5月6日(木)
一般=1,000円、大・高生=800円、中・小生=600円
※新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、団体割引の設定はありません
※各種割引については次の取り扱いとなります
奈良トライアングルミュージアムズの半券等の提示…上記観覧料から200円引
ミュージアムぐるっとパス・関西2021…一般観覧料から200円引
※次の方は会期中無料でご観覧いただけます
(1) 身体障がい者手帳・療育手帳・精神障がい者保健福祉手帳をお持ちの方と介助の方1人
(2) 外国人観光客(長期滞在者・留学生を含む)と付添の観光ボランティアガイドの方
奈良県立美術館
〒630-8213
奈良県奈良市登大路町 10-6
・近鉄・奈良駅 1番出口から奈良公園に向かって徒歩5分
・JR・奈良駅 東口バス乗り場から奈良交通バスにて5分「県庁前」下車 100メートル
奈良県立美術館、読売新聞社