国宝 梵天坐像 平安時代(9世紀)
京都・東寺(教王護国寺)蔵 (通期展示)
国宝 十二天像のうち水天 平安時代 大治2年(1127) 京都国立博物館蔵
(通期展示<水天は前期展示>)
国宝 本宮御料古神宝類のうち山水蒔絵箏 平安時代(12世紀)
奈良・春日大社蔵(後期展示)
国宝 法然上人絵伝 巻九(部分) 鎌倉時代(14世紀)
京都・知恩院蔵(通期展示<巻九は後期展示>)
国宝 風神雷神図屏風(右隻)俵屋宗達筆 江戸時代(17世紀)
京都・建仁寺蔵 (8月24日~ 9月5日展示)
いま私たちが目にすることの出来るいにしえの品々は、多くの人々の手を経て、過去から現代へと伝えられてきました。日本はそうした貴重な文化財のうち、特に歴史上、芸術上たぐいない価値を持つものを国宝や重要文化財に指定し、国民共通の財産として保全を図っています。この制度の基礎である文化財保護法は、太平洋戦争後まもない昭和25年(1950)に制定され、今日に至る70年あまりの間、学術の発展や社会の変化とともに歩みながら、少しずつ指定を拡充させてきました。
とりわけ古都、京都の文化財は早くから重視され、文化財保護の進展に重要な役割を果たしてきました。この日本を代表する歴史都市は、同時に我が国の誇る学問や芸術の一大拠点でもあり、令和4年度には文化庁の京都移転も控えています。
本展は、そのような京都ゆかりの名高い国宝、皇室の至宝の数々を中心にご覧いただきながら、文化財のもつ不滅の魅力とその意義を紹介しようとするものです。会場では、長きにわたる日本の文化財保護のあゆみや、日々の調査研究、防災、修理といった、文化財を守り伝える上で欠かせない様々な取り組みも取り上げます。
本展を通じ、日本の歴史と美術工芸の粋をご堪能いただくとともに、私たちの社会にとってかけがえのない文化財を後世に伝える営みに想いを馳せていただければ幸いです。
前期:7月24日(土)~8月22日(日)
後期:8月24日(火)~9月12日(日)
※一部の作品は上記以外にも展示替が行われます。詳しくは展覧会公式サイトをご確認ください。
日本博/紡ぐプロジェクト 特別展「京(みやこ)の国宝―守り伝える日本のたから―」
2021.07.24~2021.09.12
開催終了
9:00~17:30(入館は17:00まで)
月曜日
※ただし8月9日(月・休)は開館、10日(火)休館
一般 1,600円、大学生 1,200円、高校生 700円
※日時指定券は6月1日(火)より、ローソンチケットで販売予定。
★本展では、新型コロナウイルス感染症の感染予防・拡大防止のため、事前予約〈優先制〉が導入されます。詳しいチケット情報は、展覧会公式サイトをご確認ください。
京都国立博物館 平成知新館
〒605-0931
京都市東山区茶屋町527
・JR京都駅下車、京都駅前D1のりばから市バス100号、D2のりばから市バス206・208号系統にて博物館・三十三間堂前下車、徒歩すぐ
・JR京都駅下車、京都駅八条口のりばからプリンセスラインバス(京都女子大学前行き)にて東山七条下車、徒歩1分
・JR京都駅からJR奈良線にて東福寺駅下車、京阪電車にて七条駅下車、東へ徒歩7分
・JR京都駅下車、七条通を東へ徒歩20分
文化庁、京都国立博物館、独立行政法人日本芸術文化振興会、読売新聞社