大・タイガー立石展 POP-ARTの魔術師

千葉駅 | 千葉市美術館
開催期間:2021.04.10~2021.07.04 開催終了

絵画、陶彫、マンガ、絵本、イラストなどのジャンルを縦横無尽に横断しながら独創的な世界を展開した立石紘一、ことタイガー立石、こと立石大河亞(1941-98)。

 

1941年、九州・筑豊の伊田町(現・福岡県田川市)に生まれた立石は、大学進学のために上京。63年の「読売アンデパンダン」展でデビューし、翌年には中村宏(1932年生)と「観光芸術研究所」を結成。時代や社会を象徴する人物やイメージなどを多彩に引用して描かれたその作品は、和製ポップ・アートのさきがけとして注目を集めました。65年からは漫画も描きはじめ、「タイガー立石」のペンネームで雑誌や新聞にナンセンス漫画の連載をもつまでになります。60年代末から多くの子どもたちが口にした「ニャロメ」ということばは赤塚不二夫(1935-2008)と交流があった彼の造語でした。

 

マンガの制作が多忙になった1969年3月、ミラノに移住。のべ13年にわたるミラノ時代は、マンガからヒントを得たコマ割り絵画を精力的に制作する一方、デザイナーや建築家とのコラボレーションで数多くのイラストやデザイン、宣伝広告などを手がけています。

 

1982年に帰国し、85年から千葉・市原を拠点に活動します。90年以降は絵画や陶彫作品を「立石大河亞」、マンガや絵本を「タイガー立石」の名義で発表しました。

 

立石の作品はどの時期のものであっても、さまざまなできごとや観念が地層のようにつみ重なっています。このため、「見る」だけではなく「読む」ことによって、作者がつくり出した世界だけでなく、わたしたちの思考の回路も多次元にひろがるかのようです。

 

立石は1998年4月に56歳という若さでこの世を去りましたが、没後20年を過ぎ、生誕80年をむかえる今年、約250点の作品・資料によってその多彩な活動をふり返ります。

展覧会名

大・タイガー立石展 POP-ARTの魔術師

会期

2021.04.10~2021.07.04 開催終了

開館時間

10:00〜18:00(金・土曜日は20:00まで)
※入場受付は閉館の30分前まで

休館日

5月6日[木]、5月24日[月]、6月7日[月]

入場料

一般1,200円(960円)大学生700円(560円)小・中学生、高校生無料
※障害者手帳をお持ちの方とその介護者1名は無料
※( )内は前売り、市内在住の65歳以上の方の料金
※前売券は千葉市美術館ミュージアムショップ、ローソンチケット(L コード:32295)、セブンイレブン(セブンチケット)、千葉都市モノレール「千葉みなと駅」「千葉駅」「都賀駅」「千城台駅」の窓口にて4月9日まで販売(4月10日以降は当日券販売)

【ナイトミュージアム割引】
金・土曜 日の18時以降は観覧料半額!
本展チケットで、5 階常設展示室「千葉市美術館コレクション選」もご覧いただけます。

会場

千葉市美術館

住所

〒260-0013
千葉県千葉市中央区中央3-10-8

お問い合わせ

043-221-2311

アクセス

JR千葉駅下車(東口)徒歩約15分またはバス乗り場7番より「中央3丁目」下車徒歩3分/京成千葉中央駅下車(東口)徒歩約10分

主催

千葉市美術館、読売新聞社、美術館連絡協議会

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