《若い夢》1974年 FRP
《動物》1983年 FRP
撮影者不詳「大阪」1957年7月18-19日
本展は、岡本が撮影した写真を中心に掲載した『太郎写真曼陀羅』(筑摩書房、2011 年)をホンマタカシの視点から再構成する写真展です。ホンマが選んだ写真は、岡本が取材の対象として被写体に迫るように撮影したものではなく、街中の看板や建物、旅先で出会った女性、ふいに写り込んだ人々など、取材の合間に何気なく、ついシャッターを切ってしまったように見える写真です。そういった「なんてことない風景」の中にホンマは写真の、そして岡本の世界の魅力を見出しました。また、自身が写すだけでなく、他者が撮影した像をも取り入れて作品としてきたホンマの視線は、岡本が写した写真と写された写真を区別せず、「岡本太郎が居て、そこになんらかのコトが起こっていて、誰かがシャッターを切る。」それが岡本太郎の写真であると捉えました。
多くの未発表作と岡本自身を合わせた、この岡本太郎の小宇宙ともいえるような写真群は、岡本の写真の新たな見方を発見する手がかりとなるでしょう。
太郎写真曼陀羅
ーホンマタカシが選んだ!! 岡本太郎の眼ー
2021.07.17~2021.10.11
開催終了
9:30~17:00(入館は16:30まで)
月曜日(月曜が祝日の場合は除く)
祝日の翌日(祝日の翌日が土日にあたる場合を除く)
一般900(720)円、高・大学生・65 歳以上700(560)円、中学生以下は無料
※( )内は20名以上の団体料金
※常設展示とセットの料金となっております。
川崎市岡本太郎美術館
〒214-0032
神奈川県川崎市多摩区枡形7-1-5 生田緑地内
小田急線向ヶ丘遊園駅南口より徒歩17分
川崎市岡本太郎美術館