山田正亮 《Work C-75》 1960年 油彩、布
芦屋市立美術博物館蔵
吉原治良 《静物(仮題)》 1926年頃 油彩、板
芦屋市立美術博物館蔵
長谷川三郎 《赤の静物》 1934年 油彩、布
芦屋市立美術博物館蔵
美術作品には、作者の思考が刻み込まれています。絵画であれば画家1人ひとりが「何を」「どう」描くか、そして「何がよい絵なのか」という問いを持ち、これに対して出したひとつの答えが作品なのです。
本展では、当館のコレクションの中から絵画作品に焦点をあて、「モチーフ」という視点からその実像に迫ります。
「モチーフ」とは風景や人物のモデルなど、絵に描かれる「対象」を指しますが、そのほか制作の「動機」、作品の「主題」や「構成要素、構成単位」という意味ももちます。抽象的な絵にも、画家がその絵で目指したモチーフが必ずあります。モチーフに迫ることは、画家の設定した絵についての問いと答えに迫ることにつながります。絵画の問題に真摯に向き合う画家の姿は、先の見えない困難のなかにいる現代の私たちにも、前向きな気持ちを与えてくれるのではないでしょうか。
開館30周年記念 コレクション展
「絵画はつづく、今日にむかって」
2021.09.18~2021.11.21
開催終了
10:00〜17:00
※入館は閉館の30分前まで
月曜日(ただし、9月20日は開館、翌9月21日は休館)
一般500(400) 円、大高生300(240)円、中学生以下無料
※同時開催「芦屋の歴史と文化財」展の観覧料も含む
※10月17日(日)と11月3日(水・祝)は無料観覧日
※( )内は20名以上の団体料金
※高齢者(65歳以上)および身体障がい者手帳・精神障がい者保健福祉手帳・療育手帳をお持ちの方ならびにその介護の方は各当日料金の半額になります。
芦屋市立美術博物館
〒659-0052
兵庫県芦屋市伊勢町12-25
0797-38-5432
阪神芦屋駅から徒歩約15分
阪神芦屋駅・JR芦屋駅・阪急芦屋川駅から阪急バス
「新浜町」または「芦屋市総合公園前」行き(31・32・35・36・131系統)乗車、
「緑町(美術博物館前)」停留所下車
芦屋市立美術博物館