南桂子 時計台 1985 銅版画
コト、コト。コトリ。
耳を傾けると、小さく物音の聞こえてきそうな風景。
生い茂る草花の中から、森の小道から、木々の隙間から。微かな音が、作品世界の物語を絶やすことなく紡ぎだすようです。
南桂子（1911-2004）の作品は、無数の繊細な線を銅版に彫ることで作り上げられています。富山県に生まれた南は、高等女学校時代から絵画や童話の制作に励み、戦後、浜口陽三との出会いを機に銅版画の道へと歩を進めました。鳥や少女を主人公にしたその作品はユニセフの発行物に採用されるなど、世界的に高く評価されています。
本展では、南桂子の銅版画約50点と、浜口陽三の銅版画約15点を展示します。
作品の世界の中へ、身を乗り出して覗いてみれば、その住人たちの息遣いが感じられるかもしれません。
南桂子展 コト、コト。コトリ。
2019.02.02～2019.04.11
開催終了
平日11:00～17:00/土日祝日10:00～17:00/第1・3金曜日11:00～20:00※いずれも入館は閉館の30分前
毎週月曜日
一般600(500)円、大学生400(300)円、高校生400(300)円、中学生以下無料※( )内料金は団体料金。20名以上で適用
ミュゼ浜口陽三・ヤマサコレクション
103-0014 東京都中央区日本橋蛎殻町1-35-7
03-3665-0251（受付時間 平日11:00～17:00、土日祝10:00～17:00）
東京メトロ半蔵門線 水天宮前駅（3番出口）徒歩1分、東京メトロ日比谷線 人形町駅（A2出口） 徒歩8分
ミュゼ浜口陽三・ヤマサコレクション
