没後70年 吉田博展

川越駅 | 川越市立美術館
開催期間:2021.10.23~2021.11.28 開催終了

明治、大正、昭和にかけて風景画の第一人者として才能を発揮していた吉田博(1876~1950)。

彼はもう一つ、版画家とし ての顔を持っています。

吉田が自身の監修で木版画制作を始めたのは1925年、49歳のことでした。

吉田は版画を制作する上で、浮世絵に連なる伝統的な木版システムを採用します。彫り・摺りを常勤の職人に担当させ、 分業による高度な技術を積極的に活用したのです。

一方で吉田はただ原画を手掛けるだけでなく、自身も彫り・摺りの技術の研究に努め、時に自ら手掛け、全工程を熟知した上で厳しく監督しました。

そうして 制作された版画は、洋画家として培った写実性と、国内外を巡り、自然の中に飛び込むことで体得した吉田独自の視線を余すところなく表現しています。

平均摺数は三十数度。水の流れや光のうつろいを驚くほど繊細に描写した版画は国内外で人気を博し、か のダイアナ妃にも愛されました。

 

本展では吉田の没後70年にあたる節目に、後半生の大仕事として制作された木版画約 150点を一挙公開します。

また、版木や制作の基礎となる写生帖を併せて紹介し、その繊細な表現が生まれる過程をじっくりとご覧いただきます。

展覧会名

没後70年 吉田博展

会期

2021.10.23~2021.11.28 開催終了

開館時間

9:00~17:00
※入場は閉館の30分前まで

休館日

月曜日

入場料

大人600円、大高生300円、中学生以下無料
※身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳をご持参の方、及びその介護者1名は無料
※「川越きものの日」にちなみ、8日、18 日、28日に着物で来館された方は団体料金
※11月14日(日)「埼玉県民の日」は観覧無料

会場

川越市立美術館

住所

埼玉県川越市郭町2-30-1

お問い合わせ

049-228-8080

アクセス

東武東上線・JR川越駅、西武新宿線本川越駅から東武バスウエスト(蔵のまち経由)で「札ノ辻」下車徒歩8分

主催

川越市立美術館、毎日新聞社

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