アンリ・ル・シダネル《エタプル、砂地の上》1888年 油彩/カンヴァス 46×60.5cm フランス、個人蔵 ©Bonhams
アンリ・マルタン《腰掛ける少女》1904年以前 油彩/カンヴァス 96.4×56.5cm ランス美術館 Inv. 907.19.165 ©C. Devleeschauwer
アンリ・ル・シダネル《サン=トロペ、税関》1928年 油彩/カンヴァス 73×92cm フランス、個人蔵 ©Yves Le Sidaner
19世紀末から20世紀初頭のフランスで活躍した画家、アンリ・ル・シダネルとアンリ・マルタンに焦点をあてた、国内初の展覧会です。
印象派を継承しながら、新印象主義、象徴主義など同時代の表現技法を吸収して独自の画風を確立した2人は、幻想的な主題、牧歌的な風景、身近な人々やその生活の情景を、親密な情感を込めて描きました。
「最後の印象派」と言われる世代の中心的存在であった2人は、1900年に新協会(ソシエテ・ヌーヴェル)を設立、円熟期には共にフランス学士院会員に選出されるなど、当時のパリ画壇の中核にいました。
2人は深い友情で結ばれ同じ芸術観を共有しながらも、それぞれの活動拠点に由来して、異なる光の表現を追求します。
シダネルは北フランスに特有の霞がかった柔らかな光を、マルタンは南仏の眩い光を描き出しました。
本展では、世紀末からモダニスムへ至るベル・エポック期に、独自の絵画世界を展開した2人の道のりを、約70点の油彩・素描・版画を通して辿ります。
シダネルとマルタン展 ー最後の印象派、二大巨匠ー
2022.03.26~2022.06.26
開催終了
10:00-18:00
(入館は閉館の30分前まで)
月曜日
一般1,600円、大学生1,100円、高校生以下 無料
※身体障がい者手帳・療育手帳・精神障がい者保健福祉手帳を提示のご本人とその介助者1名は無料
SOMPO美術館
〒160-8338
東京都新宿区西新宿1-26-1
新宿駅西口より徒歩5分
SOMPO美術館、朝日新聞社