本展は、宮内庁三の丸尚蔵館が収蔵する皇室の珠玉の名品に、東京藝術大学のコレクションを加えた82件の多種多様な作品を通じて、「美の玉手箱」をひも解き、日本美術の豊かな世界をご覧いただくものです。
代々日本の文化の中心に位置して美術を保護、奨励してきた皇室に伝わる多くの優品は、特筆すべき重要な存在です。
また、本展が開催される東京藝術大学は、前身である東京美術学校で岡倉天心が1890年に初めて体系的に日本美術史の講義を行った場所でもあり、以降、芸術の教育・研究機関として重要な役割を担います。
本展は、このような歴史的背景をもつ両者共同ならではのアプローチで、貴重な美術品の数々の魅力をわかりやすくご紹介します。
昨年三の丸尚蔵館の収蔵品として、初めて国宝に指定された5件の作品「春日権現験記絵」「蒙古襲来絵詞」「唐獅子図屏風」「動植綵絵」「屏風土代」を公開する初の機会となります。
「動植綵絵」は10幅(芍薬群蝶図、梅花小禽図、向日葵雄鶏図、紫陽花双鶏図、老松白鶏図、芦鵞図、蓮池遊魚図、桃花小禽図、池辺群虫図、芦雁図)を一堂に公開します。
※会期中、一部作品の展示替えおよび巻替えあり
特別展 「日本美術をひも解く―皇室、美の玉手箱」
2022.08.06~2022.09.25
開催終了
10:00〜17:00(最終入場16:30)
月曜日(ただし、9月19日は開館)
一般 2,000(1,800)円、高校・大学生 1,200(1,000)円
※( )は前売料金、前売券は7月5日発売予定。詳細は後日発表。
※中学生以下、障がい者手帳をお持ちの方とその介助者1名は無料
東京藝術大学大学美術館
〒110-8714
東京都台東区上野公園12-8
JR上野駅(公園口)、東京メトロ千代田線根津駅(1番出口)より徒歩10分
京成上野駅(正面口)、東京メトロ日比谷線・銀座線上野駅(7番出口)より徒歩15分
※駐車場はございません。
東京藝術大学、宮内庁、読売新聞社