華手経 巻第四(五月一日経)紙本墨書 天平10年(738)一巻
「寸松庵色紙」紙本墨書 平安時代(11世紀)一幅
国宝「倭漢朗詠抄 太田切」(下軸)紙本墨書 平安時代(11世紀) 二巻のうち一巻
重要文化財 「伝周文「四季山水図屏風」(左隻)」紙本墨画淡彩 室町時代(15世紀)六曲一双
重要美術品 前島宗祐筆 「高士観瀑図」室町時代(15世紀)
奈良時代には仏教の広がりとともに、国家事業としても写経が盛んに行われ、それは明確な役割分担をした写経所のスタッフが担いました。平安時代、貴族は手習い(=習字)を大事な教養として学び、その和様の書は美しく装飾した料紙の上に流れるような線で書写されます。鎌倉時代にその萌芽がみられ、室町時代の禅宗文化や唐物の流行を象徴する水墨画は、墨のトーンを巧みに用い、鑑賞者を絵画空間へいざないます。
その時々でさまざまに用いられ、時代の美意識を如実に表現する墨。本展では、「古写経」「古筆」「水墨画」に注目し、静嘉堂所蔵の名品約30点を通して、多彩で奥深いモノクロームの世界をわかりやすく紹介します。
入門 墨の美術ー古写経・古筆・水墨画ー
2019.08.31~2019.10.14
開催終了
10:00-16:30
月曜日(ただし、9月16日・23日・10月14日は開館)、9月17日、9月24日
一般1,000円、大高生700円、中学生以下無料
※20名以上の団体は200円割引
静嘉堂文庫美術館
東京都世田谷区岡本2-23-1
03-5777-8600(ハローダイヤル)
二子玉川駅から
二子玉川駅バスターミナル4番のりばから東急コーチバス「玉31・32系統」
「静嘉堂文庫」下車(所要時間は通常8~10分。運行本数1時間に約3本)。
案内標識に沿って徒歩約5分。
成城学園前駅から小田急線成城学園前駅下車、南口バスのりばから二子玉川駅行きバスにて「吉沢」下車。
大蔵通りを北東方向に徒歩約10分。
タクシー
二子玉川駅から美術館入口前まで約10分。タクシー料金約800円。(道路状況により前後)
徒歩
駅から静嘉堂まで徒歩で20~25分。
住宅街を通るので初めての方には少し分かりづらいです。
閉館までの時間にあまり余裕のないときは、バスかタクシーでのご来館をお勧めします。
静嘉堂文庫美術館