「新青年」(博文館刊)
「新青年」昭和5年10月増大号(博文館刊)
第1次世界大戦後の世界情勢と経済状況がめまぐるしく動く大正9(1920)年1月、雑誌「新青年」は発刊されました。これからの未来を築いていく青年をターゲットとした雑誌は、都市文化とモダニズムを取り入 れ、形成しながら、日本文学史においてかかせない存在とへ変化していきました。青年たちの海外進出を謳った「新青年」は、海外ミステリーの紹介で人気を呼び、やがて、ミステリーにかかわらず多彩なジャンルの先駆者たちを次々と輩出していきます。「新青年」の影響は、現在のミステリーやSF小説にも及んでいます。
本展では、戦後一大ブームとなった横溝正史をはじめ、日本推理小説〈三大奇書〉のひとつ『黒死館殺人事件』を書いた小栗虫太郎、日本SF小説の父・海野十三といった「新青年」の全盛期を支えた世田谷ゆかりの作家たちを中心に、当館収蔵のコレクションをお目にかけます。
「新青年」と世田谷ゆかりの作家たち
2019.10.12~2020.04.05
開催終了
10:00~18:00(展覧会入場、ミュージアムショップの営業は17:30まで)
毎週月曜日(但し月曜が祝日の場合は開館し、翌平日休館)、年末年始(2019 年 12 月 29 日~翌年 1 月 3 日)
一般200(100)円、高校・大学生150(120)円、65歳以上・小・中学生100(80)円、
障害者手帳をお持ちの方100(80)円(但し大学生以下は無料)
※( )内は20名以上の団体料金 ※土・日曜、祝日は、中学生以下無料
世田谷文学館
世田谷区南烏山1-10-10
03-5374-9111(受付時間10:00~18:00)
京王線「芦花公園駅」南口徒歩5分
公益財団法人せたがや文化財団 世田谷文学館