《立石谷》絹本墨画 1897年頃 個人蔵
青木繁《坂本繁二郎像》鉛筆、淡彩・紙 1902年 個人蔵
《鳶形山》油彩・板 1932年 個人蔵
《水より上る馬》油彩・カンヴァス 1953年 株式会社鉃鋼ビルディング
《月》油彩・カンヴァス 1966年 無量寿院(福岡県立美術館寄託)
坂本繁二郎(1882-1969) は福岡県久留米市に生まれます。同級生に青木繁(1882-1911) がおり、互いに切磋琢磨する青年期を過ごし、20 歳で青木を追うように上京。小山正太郎の主宰する不同舎に学び、展覧会出品作が数々の賞を受けるなど順風満帆な画業をスタートさせますが、渡仏し3 年間の留学生活を終えると、画壇の煩わしさを避け、郷里にほど近い八女にアトリエを構え、文人のごとき作画三昧の生活を送ることとなります。
坂本は、ヨーロッパ留学までは牛を、帰国後は馬を、戦後は身の回りの静物、最晩年は月を主なテーマとして取り上げます。同じモティーフを取り上げながらも一つ所に留まることはなく、精魂を傾け仕上げられた画面は厳かな静謐さを秘めています。
本展は、坂本の最初期作から晩年まで、彼の絵画が成熟していく過程を人生の歩みとともに明らかにしていくものです。約140 点の油彩、水彩、水墨画等に加えて、互いに磨きあい、支えあった盟友、青木繁の作品も合わせて展示します。
没後50年 坂本繁二郎展
2019.07.14~2019.09.16
開催終了
10:00~18:00 ※入館は閉館の30分前まで
毎週月曜日 ※ただし、7月15 日(月・祝)、8 月12 日(月・休)、9 月16 日(月・祝)は開館。7 月16 日(火)、8 月13 日(火)は休館。
一般1,000円、高校・大学生および65歳~74歳800円、中学生以下・75歳以上無料、
障害者(一般)500円、障害者(高校・大学生)400円、
団体(一般)800円、団体(高校・大学生)700円
※一般以外の方は年齢等確認できるものを受付にてご提示ください。
※障害をお持ちの方の付き添いでお越しの場合、1名様までは障害者料金でご観覧いただけます。
※団体料金は、20名様以上の観覧で適用となります。
練馬区立美術館
東京都練馬区貫井1-36-16
03-3577-1821(休館日を除く10:00~18:00)
西武池袋線(東京メトロ有楽町線・副都心線直通 )
中村橋駅下車徒歩3分
練馬区立美術館(公益財団法人 練馬区文化振興協会)、毎日新聞社