本展では、ゆるくとぼけた味わいのある表現で描かれた絵画を「素朴絵」と表現します。とはいっても西洋絵画の「素朴派」とは異なり、「リアリズムを目指す人為的・技巧主義的な表現を超越した」という意味を含んでいます。
素朴絵はさまざまなものに登場します。絵巻、絵本、掛軸や屏風、ときには鑑賞の品として親しまれ、ときには庶民が手の届かない「うまい」作品の代替として、季節行事に使う道具に用いられ、仏画として信仰対象にもなってきました。また、白隠(はくいん)や仙厓(せんがい)ら禅僧など、高名な人物によって描かれた素朴絵にもご注目ください。
特別展「日本の素朴絵 -ゆるい、かわいい、たのしい美術-」
2019.09.21~2019.11.17
開催終了
月曜日(ただし、9月23日、10月14日、11月4日は開館)、9月24日、10月15日、11月5日
一般1,200円(1,000円)、高校・大学生800円(600円)、小・中学生400円(300円)
※( )内は前売りおよび20名以上の団体料金
※小学生未満、障がい者手帳等の交付を受けている方およびその介護者1名は無料
龍谷ミュージアム
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