ルマー・リベラ《夜会のあとで》1894年頃 カタルーニャ美術館
©Museu Nacional d’Art de Catalunya, Barcelona (2019)
アントニ・ガウディ(デザイン)
カザス・イ・バルデス工房《カザ・バッリョーの組椅子》1904-06年頃 カタルーニャ美術館(サグラダ・ファミリア建築委員会から寄託)
©Fundació Junta Constructora del Temple Expiatori de la Sagrada Família
ラモン・カザス《影絵芝居のポスター》1897年 マルク・マルティ・コレクション
©Marc Martí Col·lecció
サンティアゴ・ルシニョル《青い中庭》1892年頃 ムンサラット美術館
©Museu de Montserrat
スペイン・カタルーニャ自治州の州都バルセロナは、古来、地中海交易の要所として栄えました。18世紀後半以降は、新大陸との貿易や産業革命によって経済的に大きく発展し、町の近代化が進んでいきます。19世紀後半には、中世の様式やフランスのアール・ヌーヴォーなどの同時代の他国の芸術運動が結びついた「ムダルニズマ」と呼ばれる新しい芸術様式が生まれ、アントニ・ガウディ(1852-1926)やリュイス・ドゥメナク・イ・ムンタネー(1849-1923)らによる独特のスタイルを持つ建物が次々と造られていきました。また若き日のパブロ・ピカソ(1881-1973)やジュアン・ミロ(1893-1983)、サルバドール・ダリ(1904-1989)は、19世紀末から20世紀初頭にかけてバルセロナで過ごし、独自の表現を模索し続けました。
本展は、今もなお多くの人々を引き付けてやまない都市バルセロナの魅力の源泉を、町の近代化を促進させた19世紀後半のイルダフォンス・サルダー(1815-1876)による新たな都市計画から、20世紀のスペイン内戦(1936-39年)までの約80年間に生み出された芸術作品の中に辿ろうとするものです。カタルーニャ美術館などの協力により、絵画や家具、宝飾品など多彩なジャンルによる作品約130点で、近代カタルーニャ芸術の精華をご紹介します。
奇蹟の芸術都市バルセロナ展
2019.11.15~2020.01.19
開催終了
10:00~19:00(入場は閉館の30分前まで)
月曜日、12/30(月)~1/1(水・祝)
※ ただし祝日は開館し翌火曜日休館。
一般1,200円、大高生・70歳以上800円、中学生以下無料
静岡市美術館
静岡市葵区紺屋町17-1 葵タワー3階
054-273-1515
JR静岡駅北口より地下道を利用して徒歩3分
静岡市、静岡市美術館 指定管理者(公財)静岡市文化振興財団、Daiichi-TV