ジャン=オーギュスト=ドミニク・アングル《ユピテルとテティス》
1807-1825 年頃 東京富士美術館蔵
アレクサンドル・カバネル《狩の女神ディアナ》
1882 年 栃木県立美術館蔵
ギリシャ・ローマ神話は、ルネサンス期以降、古典を教養としていた宮廷人や君主たちに愛され、宮殿や邸宅を飾る美術品の主題として人気を誇りました。市民階級が主役となる近代の社会とその芸術においても、時代の新しい息吹を吹き込まれながら生きつづけます。
18世紀後半からは遺跡発掘の成果によって古代ギリシャ・ローマの偉大さが再認識され、考古学的興味の基に古典主題を表現する作品が数多く制作されました。19世紀の美術アカデミーやサロンでは歴史や聖書と並んで最も正統な主題の一つとされ、前衛美術が興隆する19世紀末以降もインスピレーションの源として多くの作家を魅了します。
本展覧会では、18世紀半ばから20世紀にかけての作家を取り上げ、ギリシャ・ローマ神話や古典古代を主題とする作品を展覧します。コロー、ロダン、ルノワール、ローランサン、ピカソ、デルヴォーなどの、神々や神話的な情景を表した絵画、彫刻、版画の数々をご覧ください。
西洋近代美術にみる 神話の世界
2019.10.18~2019.11.17
開催終了
10:00〜20:00
※但し、百貨店の営業時間に準じ、変更になる場合がございます。
会期中無休
一般 1,000円(800円)、高・大学生800円(600円)、小・中学生600円(400円)
※( )内は前売および「障害者手帳」をご提示のご本人さまとご同伴者さま1名さまの料金。
美術館「えき」KYOTO
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美術館「えき」KYOTO、京都新聞