平輸田中《鏡獅子試作頭》1938年 東京国立近代美術館蔵
撮影:大谷一郎
高村光太郎《手》1918年頃 東京国立近代美術館蔵
撮影:大谷一郎
赤瀬川原平
《患者の予言(ガラスの卵)》
1962/94年 東京国立近代美術館蔵
撮影:大谷一郎
本展は、日本に西洋の考え方が流入し「彫刻」という概念が誕生した明治期、大正期から昭 和初期の多様な展開、戦後の現代美術からたちあがった立体造形、近代日本彫刻史を踏まえ発展していった現代彫刻までを、それぞれの時代を象徴する代表作から通観するものです。
ロダンに多大な影響を受けた高村光太郎や荻原守衛、中原悌二郎をはじめ、木彫の世界を広げた平櫛田中や橋本平八、第二次大戦後の現代美術で存在を示した舟越保武、向井良吉、三木富雄から 1980 年代まで、作家達は「彫刻」という言葉をどのように解釈し、何に重きを置き立体として制作したのかを探ります。 東京国立近代美術館のコレクションによる本展が、教科書やメディアを通じて知っていた 「あの名品」の本当の魅力を紹介する機会となれば幸いです。
また、同展と合わせて、当館所蔵の立体作品による「CAMK コレクション展 vol.6 きっかけは『彫刻』。一現代日本の彫刻と立体造形」も開催します。明治期からの「彫刻」の動きが 1990年代以降にどう引き継がれるのかこちらもお楽しみください。
2019.09.21~2019.11.24
開催終了
10:00~20:00(展覧会入場は19:30まで)
火曜日(ただし10月22日(火祝)は開館し、翌日休館)
【企画展・CAMKコレクション展との共通観覧料】
一般: 1,000(800)円、シニア(65歳以上): 800(600)円、学生(高校生以上): 500(400)円、中学生以下: 無料
※( )内は20名以上の団体、各種割引料金
※ 10月12日(土)は開館記念日のため入場無料。
熊本市現代美術館 ギャラリーⅠ
〒860-0845 熊本市中央区上通町2番3号 びぷれす熊日会館3階
096-278-7500
・熊本駅から市電またはバスで15分、通町筋下車
・新水前寺駅から市電またはバスで10分、通町筋下車
東京国立近代美術館、熊本市現代美術館(熊本市・公益財団法人熊本市美術文化振興財団)、熊本日日新聞社