天明屋尚《黒塗机器人形兜披风 図屏風》
2016年アクリル絵具、木、金箔150x300cm
撮影:宮島径 ©TENMYOUYA Hisashi Courtesy Mizuma Art Gallery
岡本太郎撮影《桂離宮》京都1955年11月20日
岡本太郎撮影《 土偶》東大人類学教室1956年3月23日
岡本太郎撮影《 龍安寺 石庭》京都 1954年12月20日
小沢剛《岡本三太郎「醤油画(尾形光琳)」》2007年 高橋コレクション蔵
(右隻)161.4✕198㎝、(左隻)161✕198㎝
1951年11月、岡本太郎は東京国立博物館において縄文土器と出会い、その4次元的な造形力に衝撃を覚え翌年、美術雑誌『みづゑ』に「四次元との対話-縄文土器論」を発表します。これに端を発し、岡本はいわゆる「わび」「さび」とは異なる、他の東アジア地域からの文化的影響を受容する以前の、本来の日本の文化、日本人の美意識とは何かについて考察を深め、1956年、著書『日本の伝統』として結実させています。
同書のために岡本は本来の日本と考えた文化事象を、自らシャッターを切ってカメラに収めています。縄文土器・土偶、京都の古刹の中世の庭など。その写真は、岡本が撮影した写真のなかでも、記録性を超えた写真芸術の高みにまで到達しています。
本展は、『日本の伝統』をもとに、岡本による写真作品を中心として、「日本の伝統」とは何かを再考する機会となることを願って開催します。
岡本太郎と日本の伝統
2019.04.27~2019.06.30
開催終了
9:30~17:00(入館は16:30まで)
月曜日(4月29日、5月6日を除く)、5月7日(火)、5月8日(水)
一般900円、高校・大学・65歳以上700円、中学生以下は無料
川崎市岡本太郎美術館
〒214-0032 神奈川県川崎市多摩区枡形7-1-5 生田緑地内
044-900-9898
小田急線向ヶ丘遊園駅南口より徒歩17分
川崎市岡本太郎美術館、読売新聞社、美術館連絡協議会