重要文化財 円山応挙「写生図巻(乙巻)」(部分)
明和7年~安永元年(1770-72)株式会社 千總蔵
※前期展示
重要文化財 円山応挙「松に孔雀図」(部分)
寛政7年(1795) 兵庫・大乗寺蔵
※通期展示
重要美術品 円山応挙「江口君図」
寛政6年(1794)静嘉堂文庫美術館蔵
※前期展示
岸竹堂「猛虎図」(右隻)
明治23年(1890)株式会社 千總蔵
※前期展示
竹内栖鳳「春暖」
昭和5年(1930)愛知県美術館蔵(木村定三コレクション)
※前期展示
江戸時代、京都では、伝統的な流派である京狩野、土佐派をはじめとして、池大雅や与謝蕪村などの文人画、近年一大ブームを巻き起こした伊藤若冲や曽我蕭白、岸駒を祖とする岸派や原在中の原派、大坂でも活躍した森派など、様々な画家や流派が群雄割拠のごとく特色のある画風を確立していました。しかし、明治維新以降、京都画壇の主流派となったのは円山・四条派でした。
応挙・呉春を源泉とする円山・四条派の流れは、鈴木百年、岸竹堂、森寛斎、幸野楳嶺等へと受け継がれ、それぞれの門下から、近代京都画壇を牽引した竹内栖鳳、菊池芳文、山元春挙、今尾景年、上村松園等を輩出しました。彼らは博覧会や、日本で初めての公設美術展覧会である文部省美術展覧会で活躍し、全国に円山・四条派の名を広めました。一方で、栖鳳たちは、自身の塾や、教鞭を執った京都府画学校や京都市立美術工芸学校、京都市立絵画専門学校で多くの近代京画壇の発展に資する後進たちを育てています。
本展では、応挙、呉春から戦前までの系譜を丁寧に追うことで、円山・四条派の全貌に迫るとともに、日本美術史のなかで重要な位置を占める京都画壇の様相の一端を明らかにするものです。
※前後期で大展示替えあり
(前期:9月1日まで 後期:9月3日から)
円山応挙から近代京都画壇へ
2019.08.03~2019.09.29
開催終了
10:00-17:00
※入場は開館の30分前まで
月曜日
※ ただし、月曜日が祝日または振替休日の場合は開館、翌日休館
一般1,500円、高校・大学生1,000円、中学生以下無料
東京藝術大学大学美術館
東京都台東区上野公園12-8
03-5777-8600 ( ハローダイヤル)
JR上野駅(公園口)、東京メトロ千代田線根津駅(1番出口)より徒歩10分
京成上野駅(正面口)、東京メトロ日比谷線・銀座線上野駅(7番出口)より徒歩15分
※駐車場はございません。
東京藝術大学、朝日新聞社