クリスチャン・ボルタンスキー ― Lifetime

長崎県美術館
開催期間:2019.10.18~2020.01.05 開催終了

本展は、世界的に活躍するフランス人アーティスト、クリスチャン・ボルタンスキーの半世紀に渡る活動の全貌を紹介する回顧展です。初期のオブジェから、彼の代名詞ともなった〈モニュメント〉シリーズ、そして最新作の映像インスタレーションに至るまで、様々な素材や表現手法による作品の数々をご覧ください。

 

ボルタンスキーの作品は、初期から最新作に至るまで、一貫して個人的・集団的な記憶や生、不在、死などを扱っています。彼が用いる写真、電球、古着、心臓音、風鈴といった素材は、無数の人々の生きた痕跡であり、不在の隠喩であり、彼らにまつわる記憶を(時には忘却の事実を)召喚するためのささやかな仕掛けでもあるといえるでしょう。芸術家の役割は「死者に捧げる儀式を行うこと」と語るボルタンスキーは、作品を通して、人は誰もがかけがえのない存在であること、同時にとても儚い存在であることを語り続けています。

 

本展は、日本における過去最大規模のボルタンスキー展として、国立国際美術館(大阪)、国立新美術館(東京)、長崎県美術館が共同で企画したもので、長崎県美術館が最後の会場です。自らを「空間のアーティスト」と呼ぶボルタンスキーの「展覧会をひとつの作品として見せる」という意向に従い、大阪展、東京展、長崎展はそれぞれが独立したひとつの作品となります。明滅する光や心と体を揺さぶる音響などを重要な構成要素とするこの「作品」は、見る、という以上に五感で体感するものとなり、訪れる私たちを記憶、生、死などをめぐるエモーショナルな旅に導いてくれるでしょう。

展覧会名

クリスチャン・ボルタンスキー ― Lifetime

会期

2019.10.18~2020.01.05 開催終了

開館時間

10:00-20:00(最終入場19:30)
※1月2日(木)、3日(金)は18:00閉館(最終入場17:30)

休館日

10月28日(月)、11月11日(月)、25日(月)、12月9日(月)、23日(月)、12月29日(日)~2020年1月1日(元日)

入場料

一般1,400円(1,200円)、大学生・70歳以上1,100円(900円)、高校生以下無料
※( )内は前売りおよび15名以上の団体料金
※障害者手帳保持者及び介護者1名までは5割減額
※当日に限り再入場可
※前売券の販売は10月17日(木)まで

会場

長崎県美術館

住所

〒850-0862 長崎県長崎市出島町2番1号

お問い合わせ

095-833-2110

主催

長崎県美術館、朝日新聞社

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