翁
室町時代後期(16世紀)
静嘉堂文庫蔵【全期展示】
翁(面覆い)
室町時代後期(16世紀)
静嘉堂文庫蔵【全期展示】
万媚
江戸時代中期(18世紀)
静嘉堂文庫蔵【全期展示】
『能画図式』
河鍋暁斎
江戸時代・慶応3年(1867)
静嘉堂文庫蔵【全期展示】
能姿 刺繍額 「鞍馬天狗」
菅原直之助
明治40年(1907)頃
静嘉堂文庫美術館蔵【全期展示】
日本文化を代表し、ユネスコの無形文化遺産にも登録されている古典芸能、能楽。もともと、個性的ないくつもの座に分かれ、それぞれ五穀豊穣、天下泰平を祈る神事芸能の面を持つと同時に、物まねや舞など民衆に密着した娯楽性の強い芸を披露していましたが、14世紀末頃からは室町将軍家の庇護を受けるようになり、観阿弥(1333-84)及び息子の世阿弥の活躍を機に、急速に洗練の度を加えていきました。江戸時代には武家の式楽(儀式などで用いられる楽)となり、特に大名家と密接な関係を持つようになったのは大きな特徴といえるでしょう。この能楽を、謡(詞章)と共に支えているのが、多彩な能面の数々です。
本展では、静嘉堂所蔵の越後国新発田藩主溝口家旧蔵能面コレクション67面を岩﨑彌之助購入後、120年を経て初公開致します。貴重な面を守る面袋、それらを納める面箪笥、全てが揃った奇跡のコレクションです。秋のひと時、大名家秘蔵の能面にゆっくり向き合ってみませんか。能に関わる美術品や本も展示。能の魅力を幅広くお伝えします。
また、明治を代表する彫刻家、加納鉄哉(1845-1925)の模刻による伎楽・舞楽面も登場。迫力ある木彫面も併せてお楽しみください。(一部、展示替えあり)
能をめぐる美の世界
〜初公開!彌之助愛蔵120年・新発田藩主溝口家旧蔵能面コレクション〜
2020.10.13~2020.12.06
開催終了
10:00-16:30(入館は閉館の30分前まで)
月曜日(ただし11月23日は開館)、11月24日(火)
一般1,000円、大高生700円、中学生以下無料
※20名以上の団体は200円割引
静嘉堂文庫美術館
東京都世田谷区岡本2-23-1
03-5777-8600(ハローダイヤル)
二子玉川駅から
二子玉川駅バスターミナル4番のりばから東急コーチバス「玉30・31・32系統」
「静嘉堂文庫」下車(所要時間は通常8~10分。運行本数1時間に約3本)。
案内標識に沿って徒歩約5分。
成城学園前駅から小田急線成城学園前駅下車、南口バスのりばから二子玉川駅行きバスにて「吉沢」下車。
大蔵通りを北東方向に徒歩約10分。
タクシー
二子玉川駅から美術館入口前まで約10分。タクシー料金約800円。(道路状況により前後)
徒歩
駅から静嘉堂まで徒歩で20~25分。
住宅街を通るので初めての方には少し分かりづらいです。
閉館までの時間にあまり余裕のないときは、バスかタクシーでのご来館をお勧めします。
静嘉堂文庫美術館